かわいい僕のお人形さん ＊blue

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章ちゃんが作ってくれたパスタを二人で食べてゆっくりしてお風呂にはいる。






バスタブは薄いピンクでいい香りに包まれる。



静かなバスルームにちゃぽんと音が響く。







「…今日もなのか」







あれをすると章ちゃんの目の色が変わるからきらい。






何回も何回も何年にも渡ってしてきた。








私ももう二十代後半なのに…







結婚する前は童顔だねってよく言われてたけど今はどうかわからない。






しばらく外出もしてないし知人にもあってない。







たまに電話するくらい。







会いたいな、遊びたいなって思うけど章ちゃんは私が一人で出かけるのを許してくれない。







『危ないやろ？知らん人に連れ去られでもしたらどうするん？交通事故にあったら？そんなん僕が耐えられへんわ』








何度も何度も言われた。
まるで言い聞かせるように。








私だってもう子どもじゃないんだしそれくらい許しな欲しい。
でも…、仕事も家事もしてない身でわがままは言えない。





それに章ちゃんに心配かけたくない。









だから外出は諦めている。

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