*20 ページ21
私の唇に章ちゃんの唇が押し付けられる。
すごい力で…
キスの合間に漏れる甘くて熱い吐息は私の感情を徐々に麻痺させるかのようだった。
甘い刺激が続いて頭も真っ白になりかけていて快感で思考が停止しそうだった。
そんな心地よい快感の中にいきなり痛みが走る。
「いッ……!」
「あぁ…力入れすぎてもうたわ。」
にやりお笑い私の唇を舐める。
少し鉄の味。
章ちゃんは私の唇に思い切り噛み付いたんだ。
「ごめんなぁ。Aの綺麗な唇傷付けてもうた。お人形さんみたいに綺麗な唇やったのに。」
「……っ、章ちゃんごめんな、さい//」
見下している章ちゃんはたまに怖い目になる時よりもさらに怖くて。
笑っているのに目が笑っていないのが余計怖かった。
「謝らんでええやろ?俺が傷つけたんやし。でも例えなAが傷物になったとしてもおれが大切にしたるからな。」
479人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さとまや(プロフ) - とても面白く拝見させていただきました。 (2017年7月29日 20時) (レス) id: 211e5d0f6e (このIDを非表示/違反報告)
やっくん - 最後まで読ませて貰いました!途中、思わず「ヒッ」とか、声をあげてしまうほど引き込まれました。 (2015年10月5日 0時) (レス) id: 2f056c0333 (このIDを非表示/違反報告)
カチン(プロフ) - 読ませてもらいました!文章力凄いですね、読んでるだけでなのにぞくっとしました。 (2015年4月29日 14時) (レス) id: fa59a6b957 (このIDを非表示/違反報告)
きなこ(プロフ) - ちぃたさん» ブラック安田楽しんでいただけたのなら嬉しいです!!お読みいただきありがとうございました(o´罒`o) (2015年4月12日 14時) (レス) id: d977e1fe83 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃた(プロフ) - めちゃくちゃ引き込まれました……。最後はうわぁって言ってしまいました……!(笑)新鮮味があって楽しかったです!黒すぎる安田も愛せてしまう……!お疲れ様でした!( ゚∀゚ ) (2015年4月12日 7時) (レス) id: c9a7566b03 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きなこ | 作成日時:2015年3月8日 7時