お前のこと、押し倒してやるから

番外編　２人の会話 ページ31

誠サイドのお話になるといいです…


僕と京介は親戚らしい。

どういう関係かはわからないけど、京介とは仲が良かった。

今日はお盆だったから、京介の家にいる。

京介｢なぁ、誠。好きな人っているか？｣

誠｢僕の好きな人？んー、いる、かな？｣

あの時の女の子。

すごく強い子だったな…。会いたい。

でも、会えるわけないか。

誠｢京介はいるの？｣

京介｢まぁ、いる。もう叶わねーだろうけど。｣

誠｢何か、あったの？｣

京介｢まぁな。でも、もういいんだ。｣

僕も似たような気持ちかもしれない。

もう、叶うこともないのかもしれない。

誠｢諦めちゃ、ダメだよ？｣

僕に言い聞かせるかのように京介に言った。




窓の外からその子が見えた気がしたけど、きっと気のせい。

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