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唇に頬より先に固いものがなにか当たった
目を開ける
すると、目の前には大きな手があった。
「よぉ、相棒。邪魔してわるいね〜」
「公子殿…!」
『タルタリヤ…なんでここに…』
「相棒を迎えに来たのさ」
『え?』
「相棒、久しぶりに手合わせしようか」
『は?』
「おい公子殿、今は俺が先約だ」
「そーなの?」
タルタリヤは私の方を見て聞いてきた。
『…はは』
なんとも言えず苦笑いをしてしまう
公子は悪魔のような笑みを浮かべて私を抱き上げた
『な、なに!?』
「鍾離先生じゃあねー」
「ま、待て!!!」
________________
『どこここ…?』
「ここで手合わせしよう、邪魔は来ないよ」
タルタリヤはどこからか水色の剣のような武器を取りだした
『え?ちょっと待って?』
「ほら、はやく剣を出して」
え?手合わせって殺し合いするつもり????
私まず剣なんて持ってないし
「俺から行くよ!!」
そう言ってタルタリヤはものすごいスピードで私に迫ってきた
タルタリヤは私に剣を振りかざしてくる。
無謀状態の私は何も出来るわけなく、顔を守るように腕を構えた
カキンッ
そんな音が響いた
顔を上げると、私が剣を持っていた。
剣がぶつかってなる振動は持っている手にも伝わってきて、剣の重さと、タルタリヤの力の強さで私は力が抜けてしまった。二つの剣が私に降り下りてくる
『!』
「ん、」
今度こそ終わりだ。
覚悟を決めて目をつぶった。
『…?』
痛く…ない…?
目を開けると、剣はギリギリのところで止まっていて、それはタルタリヤが剣を離してくれたからだった。
「相棒…弱くなった?」
『えっ』
「最近会ってなかったとはいえ、こんな酷くはなかっただろう。人が変わったみたいだ、力も弱い」
タルタリヤの目を見れなかった。
私がもし中身が違う人と言ってしまえばなんて反応をするだろう、最悪殺しにかかってくるかもしれない。こんなに強い人なら一瞬で死んでしまう。
「そういえば今日はずっと何が重いものを抱えているような顔をしている…何があったの?言ってごらんよ。なんでも俺が力になるよ。」
『タルタリヤ…』
言ってしまってもいいんだろうか、この人になら全てを打ち明けても。貴方なら私を受け入れてくれるだろうか
『…あのね…実は私…』
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もこ(プロフ) - 初コメ失礼します!私逆ハー大好物なので嬉しいです!原神のキャラ全員推しなので嬉しいです!更新頑張ってください! (2023年5月3日 12時) (レス) id: 3b02df20c8 (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - 続き待ってます! (2023年1月24日 17時) (レス) @page9 id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)
ソラチカ(プロフ) - オlリlフlラlついてるので外したほうが良いですよ (2022年8月17日 7時) (レス) id: 8f425a656f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:猫背のちょん | 作成日時:2022年8月15日 17時