17話 ページ18
授業の内容は
『時間内に言われた薬草を取ってくること』
らしく春華にとってはそんなに難しくない内容だった
「えっと、あ、あった」
私はいつも通りに一人で薬草を探して30分かけてやっと見つけ、配られた見本の薬草と合ってるか照らし合わせていた
「形は一緒で…匂いは…うん、大丈夫だ」
この世の中には似ている薬草なんか沢山ある
だから匂いや形、あるいや味などで確かめることが多い
間違って毒薬を食べてしまってもすぐには死なないから取りあえず大量に水を飲む、近くに水が無ければ血の巡りを早くすればいいと伊作先輩に教えてもらった
「取りあえずこれを先生に持って行って…ん？」
地面を見てみると見覚えのある雑草が生えていた
「これって…」
私は持っていた薬草と見比べてみた
「やっぱり…だから先生はこんな場所で」
地面に生えてるのも薬草の一種でA草、私の持ってる物をB草と仮にして
このA草は毒薬では無いんだけど痺れや目眩を起こす薬草でB草とよく似てる事で有名？何だけど
唯一の違いは花が咲くか咲かないか
B草は花が咲かなくて、A草は薄いピンクの綺麗な花が咲く、この花を細かくすると解毒にもなるって伊作先輩に教えてもらったんだけど…
(注意力や観察力を試す課題だったのかな？)
まぁ何はともあれ課題の薬草は手に入っているので急いで先生の所へ戻ろう
「でさ〜えー、まじでぇ？笑」
聞き慣れた声の方を見るとクラスの女子が楽しそうに話している
暫く見てると1人の子と目が合ってしまった
朱音「…何？」
名前は佐倉朱音ちゃん
クラスのリーダー的存在で気が強く物事はハッキリしたい性格で少し苦手な子だ
「な、何も無いよ」
朱音「あっそう、あ、先生にサボりの事言わないでよ」
「わ、分かってるよ…ってそれって」
朱音「ん？何？課題の薬草だけど？」
朱音ちゃん達が持っていたのは課題の薬草ではなくA草の方だった
モブ1「ねぇ〜喉渇かない？」
モブ２「確かに、この草に付いてる花って蜜あるんじゃない？」
モブ1「確かに！ちょっと吸ってみようか！」
と一人の子が花の蜜を吸おうとした時
「ダメっ！！」
と言う前に手が出てしまい、その子を押し倒してしまった
周りは勿論、自分でも吃驚してしまった
「ぇあ、ごめ「何、してんの？」！？」
後ろを振り返ると明らかに怒っている朱音ちゃんが居た
「あ、朱音ちゃ「何急に押し倒してんのって聞いてるんだけど」っ…あの、その」
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雪華(プロフ) - ゆっちさん…コメント有難うございます！頑張りたいと思います笑 (2019年9月19日 17時) (
レス) id: 917edc326a (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち(プロフ) - 今日は！作品毎日楽しみにしてます！更新頑張ってください！私も小説３作品書いているのでもし良ければ見に来てください！ (2019年9月19日 12時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪華 | 作成日時：2019年7月17日 16時
