好きになるなんてあり得ません【ジャーファル】

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「んー、ならねー」


アリ「はい、失礼します！」







アリババくんからジャーファルさんの居場所を聞き出して、その場所へと足を向ける。



政務室だっけ〜…？
居なかったらどうしよう……





黙々と歩いて、その場所へと距離を縮めていく_____________















「…………………あ、」





必要はなかったようだ。








数メートル離れた先に見えたのは、










ジャ「まぁ…、そうですねっ」


女官「ふふっ、頑張ってくださいね」




ジャ「はいっ、当たり前ですっ」クスッ










私を政務室まで呼んだ人。







「……………、」







んだよぉ………

人のこと呼びつけておいて……


楽しくお喋りですか、そうですか。



まあ、私には関係ないけどねっ………











ジャ「……あ！Aさん！」








私に気づいたのか、ジャーファルさんは

“いつもの笑顔”でこちらに走ってきた。









「………用はなんですか、」


ジャ「あぁ、仕事を手伝ってもらおうと」





「………それ私じゃなくても出来ますよね」


ジャ「…Aさんがいいんです。」









さぁ、行きますよ。


なんて言って、私の手をその大きな手で引っ張って前を歩く。



ただ私は、その後ろ姿を見ていることしか出来なかった。







「…………。」







頭の中にに浮かぶのは

さっきの光景。
















嫌だ。

こんな気持ち嫌だ。




すごく、すごく、



居心地が悪いよ________________________





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