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21、 ページ24

ジュダルさいど






「……」


ジュ「……」





やっべ…
何から話せばいいのか分かんねー…


紅覇にはいろいろ(ガッツだよ!とガッツポーズをされた)教えてもらったから

それを無駄にするわけにもいかねーからな…




俯き気味に横目でAを見ると、






ジュ「………何やってんの」







顔を上げるとそこには


何故か両手で顔を覆っているAがいた



微かだけど、震えてる。






「……ぃぃょ」


ジュ「……は?」






今にも消えてしまいそうな弱々しい声






「……準備、できたから…」






さっきから何を言っているのか分からない

ただ、Aが


泣いている、ってことだけは分かる。






ジュ「…おまえっ、何言ってんだよ…」


「……いぃよ……いって…?」




ジュ「…何をだよ…何で泣いてんだよっ…」






もう何もかもが我慢できなくなって
変な感情が込み上げてきて


無理矢理Aの両手を引き剥がす。








「……いいんだよっ…言っても…っ」


ジュ「……何をだよっ……!」





「……っ私のこと…、嫌い、って……」








そう言うとすぐに

子供みたいにわんわんと泣き始めてしまった








ジュ「は…?俺っ、そんなこと…言って…」





思いがけない言葉に

なんて声を掛けていいのか分からない





「……っごめ、…ゴメンねっ……っ…」







震える小さな肩。

虚ろな不安そうな目。




全てが愛おしい。








ジュ「……A…」


「……っそれじゃ…」







俺の手を振り払って

また俺の側から離れようとする。








ジュ「っ待てよ!」








振り払われた手を再び引き戻す。







ジュ「こっち向け!Aっ!」


「…っ、」








自分の方に体を向けさせて

正面からAへと向かう。




こんなに震えてるAなんて初めてで


でも、




俺が言わなくちゃいけないことはただ一つ












ジュ「……俺がぁ!」


「……っ」





ジュ「…Aのこと…嫌いになるわけ、ないじゃん…」



「……っえ?」










ジュ「……だから…好き、なんだよ…」





.

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アナン(プロフ) - りぃりぃ♪さん» ありがとー!新作も今度載せるから楽しみにしててちょ笑 (2014年11月16日 21時) (レス) id: 0e955a21ca (このIDを非表示/違反報告)
アナン(プロフ) - 紅妃さん» ここまで見て頂きありがとうございます!!それと作者名前変えてアナンで活動しています!言ってませんでしたね…スミマセン…(汗) (2014年11月16日 21時) (レス) id: 0e955a21ca (このIDを非表示/違反報告)
りぃりぃ♪(プロフ) - 完結おめでとう!新作!?楽しみ〜(((o(*゚▽゚*)o))) (2014年11月16日 20時) (レス) id: e7f9a645cd (このIDを非表示/違反報告)
紅妃(プロフ) - ブルドック@さん、お疲れ様でした(*´∀`*) (2014年11月16日 20時) (携帯から) (レス) id: f306100cbd (このIDを非表示/違反報告)
アナン(プロフ) - ミントさん» ありがとうございます!!これからも頑張ります( ´ ▽ ` )ノ (2014年10月30日 21時) (レス) id: 0e955a21ca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ブルドッグ@ x他1人 | 作者ホームページ:http://こんにちわ  
作成日時:2014年7月23日 13時

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