ドSな彼に捕まって。【ジャーファル】 (ページ29)

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24.制御不能ページ29

貴方さいど

ジャ「どっどうしたんですか？」

貴「えっ、あ‥えっと‥」

ジャーファル様は、まさか引き止められる

なんて思っていなかったらしく、

慌てていた。

てか、私もびっくりだよ。

何でジャーファル様を引き止めてんの？

何で勝手に動いちゃってんの、自分。

貴「‥‥‥‥」

ジャ「‥‥‥‥」

何この沈黙‼︎

気まずい！

いや、私が原因だけどね⁉︎

ジャ「‥‥‥A」

貴「え、あっはい‼︎」

ジャーファル様は俯きながら、言った

ジャ「‥‥Aは‥‥‥

.

私の事を、待ってくれますか‥‥」

貴「へっ？」

ぎゅうぅ

貴「へっ⁉︎///」

ジャ「‥私が‥‥

Aを守れるような強い男になるまで‥‥

Aが頼れるような人になるまで‥‥

Aは‥‥待っていて‥くれますか‥‥

絶対、私の事を‥好きにさせますから‥‥」

貴「‥‥‥‥」

ジャーファル様‥震えてる‥

そんなに不安なんだ‥‥

貴「ジャーファル様‥‥

.

大丈夫ですよ」ニコッ

ジャ「‼︎」

貴「今はまだ‥ジャーファル様の

「好き」とは‥違いますが‥‥

.

私、待ってます！

いつか、ジャーファル様が

私を守れる時まで

頼れる人になるまで

私を好きにさせる時まで

ずっと‥待ってます‼︎」

これは、半分嘘で半分本気。

私なんかが、って信じてない自分がいて、

もしかしたら、って信じている自分もいる。

こんな事言おうとした訳じゃないのに。

とりあえず、今の私には自分を制御できない

ジャ「～っ‥ありがとう‥ございますっ‥」

貴「クスッ)楽しみですよ」

ジャ「‥覚悟しといて下さいね」クスッ

貴「‥‥はい、ずっと待ってますから」クスッ

私達は抱きしめあった