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1992*4##111 ページ8
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大好きだった彼氏は、大好きな旦那さんになった。
ｱｲﾄﾞﾙ顔な可愛い顔してて、ｹﾞ-ﾑに夢中で、ｲﾝﾄﾞｱ派で、ちょっと天邪鬼で素直じゃなくて、でも才能豊かでふとした顔が誰よりカッコいい、
二宮和也、私も二宮になれました。
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結婚しても、我が家は変わらない。元々同棲をしていたから、嫁入り道具はお母さんから貰った新しいフライパンのみ。
仕事から帰ると、ﾆﾉが風呂場から出てきた。
「 おかえり 」
「 ただいま。ﾆﾉどしたの、こんな早い時間に風呂なんて 」
「 俺が帰った時通り雨で。全身、ずぶ濡れ 」
ｷｯﾁﾝに入り、冷蔵庫から取り出したのは缶ﾋﾞ-ﾙ。
「 いる？ 」
「 ...頂きましょう 」
ｿﾌｧ-に座って、髪が半乾きのﾆﾉとﾋﾞ-ﾙを飲む。この時間、幸せだなあ。
「 ...っていうかさ、Aさんはいつ俺の事名前で呼ぶのかね 」
「 え、なに 突然 」
ざわざわと点いているﾃﾚﾋﾞに眼を向けながら、問われる。
「 いや、だってあなたも二宮でしょ 」
「 う… なんか癖で 」
あと
単純に恥ずかしいので。
「 ちゃんと呼ぶように頑張ります 」
「 今どうぞ？ 」
「 今は無理、恥ずかしい 」
「 ははっ 」
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作者名：(にゃん) | 作成日時：2019年7月13日 10時
