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日暮れ前の海
砂浜を圭介と歩く
砂に私と圭介の足跡がつく
海に足をつけて海の冷たさを感じたり
「あ！ラムネ売ってる！
私買ってくる！」
私は近くの海の家でラムネを買い
一本を圭介に渡した
砂浜に腰をかけ
ラムネを飲んだ
すると、圭介が口を開く
「オレは東京卍會っていう暴走族の
壱番隊の隊長だ……」
『東京卍會……』
千冬と不良たちに襲われた時に
圭介が言ってたことだ
「オレは東京卍會の創立メンバーの1人だ」
それから圭介は
東京卍會のこと
仲間のこと
一虎くんのこと
真一郎くんの事件のこと
ゆっくりと全て話してくれた
最後に千冬も東京卍會の一員で
圭介率いる壱番隊の副隊長だと知らされた
「驚いたか？
オレは暴走族の一員だから
喧嘩もするし危ない目にもあうかもしれない
もしかしたらAを危険な目に遭わすかもしれない
もし怖いなら……
この関係を終わりにしても良い
ただ……
今日はAと海が見たかった」
圭介は黙った
私はゆっくりと深呼吸し口を開いた
『仲間想いの圭介が好き
眼鏡を外して髪の毛を下ろした圭介が好き
ガリ勉モードの圭介も好き
一生懸命手紙を書く圭介が好き
あっという間に不良を倒した強い圭介が好き
2人でいる時の優しい圭介が好き
好きだよ、圭介」
私は圭介を見つめた
そして
二つの影が一つになる
夕方の夏の海
私たちは初めてのキスをした
「好きだ……A
オレが守るから
Aはオレの隣で笑っていてくれ」
『うん、私のこと守ってね？
でも、喧嘩はほどほどにしてほしいな』
「気ぃつける」
それから2回目のキスをした
残っていたラムネの炭酸が抜けて
すっかりぬるくなっていた
青い海が夕焼け色に染まり
私たちがどのくらい話していたかを物語っていた
このまま時が止まって欲しい
そう強く願ったが
私と圭介の一つの影は
また二つに別れた
「すっかり遅くなっちまったな、帰るぞー」
それから私は
海が見えると今日のことを思い出すようになった
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さーちゃん(プロフ) - 月虹さん» え！月虹さんの作品めっちゃ読んでます！コメント嬉しすぎます！お互い更新頑張りましょう！この2人のアナザーストーリー的なのも書きたいと思ってるのでよろしくお願いします！ (2021年9月5日 21時) (
レス) id: 9f5c6c53ae (このIDを非表示/違反報告)
月虹(プロフ) - 最高すぎます！大好きです！ (2021年9月5日 20時) (レス) id: 2f1b7d1c60 (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃん(プロフ) - しおらんさん» お褒めの言葉ありがとうございます！場地さんの話し方など不安でしたがかっこいいと言われよかったです！まだまだ長くなりそうですが、飽きずに読んでいただけると嬉しいです！ (2021年8月20日 15時) (レス) id: 9f5c6c53ae (このIDを非表示/違反報告)
しおらん(プロフ) - 凄くいいです！場地最高ですかっこいい！マイキー達との戯れも凄く良かったです。これからも続きとても楽しみにしています！頑張って下さい (2021年8月20日 13時) (レス) id: 7c779db0ef (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃん(プロフ) - 真菜瀬さん» コメントありがとうございます！最高なんて…最高の褒め言葉ありがとうございます！これからもこのコメントを励みに更新頑張りますので、読んでいただけると嬉しいです！ (2021年8月17日 13時) (レス) id: 1387c3bc5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さーちゃん | 作成日時：2021年8月8日 0時
