After that 《120話より》Jun ページ11
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ずっと感じたかった温かい温もり。
抱きしめてみてみたら思ったより背小っちぇんだなぁ…とか
このままだと、また『好き』の気持ちが加速してしまいそうで。
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潤 「…」
あ 「…」
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お前が戸惑ってるのは俺だって十分わかってる。
ニノのことが好きだってことも。
でも、こうしてないとAのこと忘れられそうにないんだ。
ごめん。だから今だけは、今だけ…こうしてること許して。
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潤 「…わりぃ」
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しばらくして身体を離すと、Aは俺を心配そうな目で見た。
忘れたい…ってそう思うのに、やっぱりお前が一番だから。忘れるなんてしたくない。
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だったら俺はせめて、Aにとっていい奴…で終わりたい。
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潤 「ニノのこと好きなんだろ」
あ 「…え」
潤 「だったら気持ち伝えなくて良いのかよ？」
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それでAが幸せになんなかったら、俺マジで許さねぇから。
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でも、帰って来た言葉はあまりにも意外なものだった。
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あ 「もう良いんです。
…実は私、今日の午後には実家帰るんです」
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『実家に帰る』
はっ…？それってどういう…？
自分の中でサァーッと血の気が引いていくのが分かった。
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After that《120話より》Jun→←ちょっとした宣伝。
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作者名：大宮華花
| 作者ホームページ：http://s.ameblo.jp/nino1206smile/
作成日時：2020年5月4日 20時
