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98.見透かされてる？ ページ23
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窓から見える街は夜のせいか人気はほとんど無く
ただ建物と外灯の灯りだけが目立っている。
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カチカチ…と車のウイングの音だけが車内に響き渡る。
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あ 「…っ」
潤 「…っ」
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しばらく無言の時間が続く。
何、話せばいいかなぁ〜。
こういう時、言葉がポンポン出てくる人間だったらよかった。
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キョロキョロしながらそんなことを考えてると
ヘッドミラー越しに松本さんが目が合う。
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潤 「…そーいえばさ」
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真剣な声でそう切り出すと…
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あ 「…？」
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潤 「最近、ニノとなんかあった？」
ミラー越しにパッっと目が合った瞬間、
そう真剣な声でそう呟いた。
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作者名：大宮華花
| 作者ホームページ：http://s.ameblo.jp/nino1206smile/
作成日時：2020年4月11日 18時
