都会人 ページ4
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「ね、和」
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「ん？」
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「次はいつ来れるの？」
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「今来たばっかじゃん(笑)
もう帰れって？笑」
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「違うよ！……ただ、また何年も来ないのかな、って。」
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「そう…だな
仕事のぐあいによるかな、
会いたいの？」
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「うん、会いたい。」
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素直なこの人と話していると
いつも心臓がきゅぅってなる。
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「時間ができ次第、すぐ帰ってくるよ」
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「約束？」
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「ん、約束」
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小さな子供みたいに
互いに小指を立て、交差させる。
ゆーびきーりげーんまん
嘘ついたら針千本のーますっ
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「「指きった！」」
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二人の声が重なった瞬間
どこか気恥ずかしくなって
指をほどいた。
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「三十路のおっさんと、三十路近いおっさんが
こんな可愛いことやってていいのかよ(笑)」
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「いーのっ！俺らだけしか
ここにいないんだから。
それに…」
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変な理屈を並べたてていく智。
その顔が必死すぎて
笑いを噛み殺すのが大変だ。
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誰に何を言われても
この瞬間が好きだ。
風がふわりと髪を撫で、
誘うように通り過ぎていき
木の葉がカサカサと
音をたてる。
それに合わせるように
川のせせらぎも聞こえてくる。
都会人からしたら不便な田舎だろうけど
俺はこんな景色が、匂いが、
全てが
好きだ。
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俺の薄汚れた心が
洗われていく気がした。
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ラッキーアイテム
革ベルト
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司(プロフ) - mikeさん» もちろん覚えてるよ！新作に反応素早いね← ありがとう^^指きりは個人的にやらせたかったの(笑) 司は昨日いっぱい書くつもりだったのに体育祭で疲れはてて寝ちゃったからちょっと慌ててる(笑)ぇ 補習頑張ってっ！ (2012年6月15日 6時) (携帯から) (
レス) id: edb4506b02 (このIDを非表示/違反報告)
mike(プロフ) - 久しぶり!覚えてるかなぁ?“みけ”ですっ。 新作おめでとう!!可愛いね〜。指切りげんまん…!一人でテンションMAXでした(笑) 今、初めてのテストの補修に四苦八苦(笑)してるから、じゃあね! また来るね。 (2012年6月14日 17時) (レス) id: e6b3fde73a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：司〜Tsukasa〜 | 作成日時：2012年6月14日 7時
