ｓｉｄｅ 和也 ページ9
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アルコールも入って
自分のいろいろを全部
話しちゃいそうで
少し制御しながら
翔ちゃんに話した
「俺さぁ、キスしちゃったんだよね…」
さすがに
ソレには翔ちゃんは驚いて
「まじで！？笑 」
ってハハって笑って
相手の反応は？って興味津々に聞いてきた
「…嬉しそうだった。タブン。」
そう、嬉しそうだったんだよなぁアイツ
その日からちょっと
なんか様子がおかしいし。
「そん時からさ、なんかアイツおかしいんだよ。」
「とは？」
翔ちゃんが
焼き鳥を箸で１つ１つ
お皿に外していった
「なんつーか。余所余所しい。」
あと少しだけ残っている
ビールを飲み干して
おかわりを頼むと
翔ちゃんが
あ、すいません俺も。
って付け足して、すぐに
「それは意識してるってことでしょ？」
って返した
「…んや、嫌われてはないけど。それは分かってるけど、なんて言うの？やべー！俺！」
余裕がなさすぎる自分に
恥ずかしさがこみ上げて来た
「どうしたにの！笑」
そんな俺の肩に手を置いて
ゆさゆさして来た
「オレ、イマ、超余裕ねえ！！笑えるわ！」
びっくりするくらい
ほんとに
クソ笑えるくらい
Aがすきなんだよなぁ、オレ
昔から
ちっさい頃から
ずっと、想い続けてきた
近くにいてくれたらそれでいい
最初はそう思ってたけど
どんどん魅力的になるアイツを
どうしても放っておけなくて
歳をとるにつれて
モノにしたくて仕方がなかった
「まぁ、俺からは１つだけ言っておくよ。」
翔ちゃんが
ビールをゴクリと一口飲んで
「早くしないと、まじで。取られるよ？」
警告された。
そんなこと知ってんだよ
大学内に
アイツのこと狙ってる奴が
何人もいることも、
それに何より
Aがフラフラしてることも。
そろそろ決着つけなきゃいけない
さすがに
もうモタモタしてられないなって
分かってた
「翔ちゃん、ありがと。俺頑張るわ」
翔ちゃんは
決意した俺を見て満足したように笑った
もう勢いだ
勢いで行こう
アイツのことになると
自分でも引くぐらいに
熱くなってるコトに
ちょっと笑った
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べに - ようこさん» 洋子さん、ありがとうございます(^^) そういっていただけるとさらに頑張れちゃいそうです笑これからもまた、よろしくお願いします！ (2017年1月30日 16時) (
レス) id: 758bce8d9e (このIDを非表示/違反報告)
ようこ - 『この時間が空間が泣きたくなるくらい』というフレーズ大好きです。ここに虹の歌詞を持ってくるのさすがです！！ (2017年1月28日 2時) (レス) id: 736dfc5f2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べに | 作成日時：2017年1月1日 14時
