たとえ貴方が【旧多二福】*短編集*

夜更けに甘いキスを ページ7

旧多SIDE



「ただいま帰りましたよ〜」


………返事が無い。

と言っても今は夜中の3時。流石に寝てしまっているだろう。


リビングの明かりが着いている。消し忘れか。彼女なら十二分にあり得る。

そう思って、扉を開けると

ソファーでAが寝ていた。


「…うわ、幸せそうな顔」

スヤスヤと眠る彼女の顔があまりに可愛くて、見とれてしまう。



そんなことより、このままじゃ風邪をひいてしまう。


「A〜、起きて下さ〜い」

『……ん、…あ、れ……おかえり、なさい……』

寝ぼけた声で彼女は笑う。

「何でこんなとこで寝てるんです？ベッドで寝ればいいのに。」


『……旧多さんに“おかえり”を言いたくて…起きていようと思ってたら、寝ちゃって……』


困ったように笑う彼女が愛しくて、愛しくて。



「…ん」

思わず、キスをしてしまった。


『ん……///』


「……さ、寝ますよ。立って」


ベッドに移動してから、またキスをする。軽く、優しいキス。


自然に口から言葉が溢れる。



「……A…愛してる」


『!!///…っ、私も……///』



幸せを噛みしめながら、目を閉じた。


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あぁ、私はポオくんの能力が欲しい(((
唐突な文スト((((

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