狂と愛 ページ42
いくら私が喰種になったとして、この人に勝てる訳が無い。
なんでも手に入れる、この人には逆らえない。
椅子に座らされ、手を後ろで拘束される。
宗太「…なんですか、その顔」
少し雑に顎を持ち上げられ、宗太と目が合う。
相変わらず端正な顔立ちの彼は、ゾッとする様な妖しい笑みを魅せる。
心拍数が上がって、息が荒くなる。
きっと今、私の顔は真っ赤に染まってる。
宗太「……興奮しているんですか？縛られてるのに？」
スゥーっ…と、彼が私の首筋で指を滑らせる。
「…ぁっ」
そんな事だけで声が漏れるなんて…私はどうしちゃったんだろう。
宗太「首、弱いっすね」
楽しそうに宗太が声を出して笑う。
悔しい…けど、甘い痺れを、もっと欲しいと感じてしまう。
宗太「物欲しそうな顔して…そんなにイイ、ですか？」
耳元で宗太の低く掠れた声が響く。
私はこれに、すこぶる弱い。
それを知って使ってくるこの男は狡い人だ。
……いや、狡い喰種だ。
宗太「赫眼しちゃってますよ？」
仕方ないじゃない。
もう身体が熱くて、もどかしくて、
アンタが欲しくてしょうがないのよ。
「そう、たぁ……」
宗太「ちゃんと言ってくれなきゃ分かりませんよ」
イジワル。アンタなんて嫌い。
騙されて、喰種にされて、閉じ込められて…
手を繋がれて、抱き締められて、キスされて、
私に沢山の愛をくれたのは
「……好き、宗太さん」
紛れもなく、この喰種。
続く (更新停止中)
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響華 - 更新ふぁいとです！！ (2018年1月10日 15時) (
レス) id: 86c88d0ffc (このIDを非表示/違反報告)
うる - 貴方の書く小説が大好きです！続き気になってヤバい (2017年10月29日 17時) (レス) id: d189baa14d (このIDを非表示/違反報告)
とあ��(プロフ) - ハナさん» まさかのですよね！私も思います笑コメントありがとうございます！ (2017年5月7日 12時) (レス) id: d0c6762aef (このIDを非表示/違反報告)
とあ��(プロフ) - 茜さん» ドキドキの展開…今後夢主ちゃんはハッピーエンドになるんでしょうか！？コメントありがとうございます！ (2017年5月7日 12時) (レス) id: d0c6762aef (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - まさかの展開ですね (2017年5月7日 11時) (レス) id: 44a6147d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とあ�� | 作成日時：2017年3月6日 19時
