「貴女が噂のモテ柱ね！」『いや違えよ』

魘夢 ページ17

『…お前の仕業だな』

魘夢「…目覚めが早いね、どうしてかな」

『……お前の血鬼術はもう効かない』

魘夢「………どうだろう」

炭治郎「人の心に土足で踏み込むな！俺はお前を許さない…！」

『…な〜に笑ってんだ』

魘夢「ううん、なんでもないよ」

炭治郎「水の呼吸 拾ノ型 生生流転 」

魘夢「血鬼術 強制昏倒睡眠の囁き」





炭治郎は一瞬気を失い、また戻ってきた。

繰り返している。





炭治郎「俺の家族を侮辱するな！！！」





……すごいな。何度も夢の中で自決をしているのか。よほど体力がいるだろうに。

あたしは手を出さない方がいいだろうか。

…！





『…炭治郎聞け！この鬼…！』

炭治郎「うおおおおおお！」





炭治郎が鬼の首を斬る。だが死なない。頭は列車と繋がっている。





『聞けといったろう！この鬼の本体は列車だ！乗客が危ない！』

魘夢「頭がきれるんだねえ」

『うるせえお前は黙ってろ！！！』

炭治郎「俺はどうすれば…！」

『まず杏寿郎達を起こしにいけ』

炭治郎「はい！」

『あたしがあいつをぶっ殺す』

炭治郎「わかりました！ご無事で！」

『あ、待て炭治郎！』

炭治郎「…なんですか？」

『この列車は８両編成だ。後ろ５両は杏寿郎と一で守る、あとの３両は黄色頭と禰豆子で守る、と伝えてくれ。 お前は起きてるか確認したあと猪と一緒に先頭へ来い。できるな？』

炭治郎「了解です！」

『………』





大丈夫だろうか。心配ではあるが、杏寿郎がいる。あたしは先へ進まないといけない。





『…頼んだぞ、炭治郎…！』

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