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5人でなんとか作りあげたのはハンバーグだった。
今日の晩御飯も兼ねて全ヒーロー分のハンバーグを作ったのだがなかなか大変だった。

「結局どれがAさんの作ったやつか分からなくなってしまいましたね…」

「すごい量作っちゃたもんね」

ジャンヌさんとリリカさんは目を凝らしながら私が捏ねたハンバーグを探してくれているようだったがどれも同じような形だったので判別は不可能に近いだろう。

皆でハンバーグを共有スペースへと運んでいる最中運がいいのか悪いのかアダムとばったり出会した。

「アダムさん!これねAちゃんがアダムさんにって一生懸命作ったんだよ!」

「リリカさん!?」

「そうよ、有難く食べなさい」

「マリア様まで…!」

私は余りの恥ずかしさに両手で顔を覆い隠すとアダムがクスクスと笑う声が聞こえてきた。

「彼女の初手料理美味しく頂かせて頂きますね」

「彼女の手料理程美味しく感じ…彼女!?!?」

「…?あ、この間からAと付き合い始めたんです」

アダムは事も無げに私達が付き合っていると暴露した。
あんなに言おうか迷ったのにこうもあっさり言われてしまったので私は口をあんぐり開くことしか出来なかった。

「でもAちゃんは付き合ってないって…」

「恥ずかしがって言えなかったんでしょう。…そうだよな?」

とてつもない圧力を感じた私は無言で首を縦に振るとアダムはとてもいい笑顔で私の腰に手を当てた。

「という訳なんです」

「あんたみたいな男にAをあげるのは惜しいんだけどね」

「野蛮女の近くにいる方が危険だ」

二人は相も変わらず無言で睨み合っていると後ろから忠臣さんが来ていいから早く部屋に入れという催告で話の流れは何とか変わった。

食事を終え、自室に戻ろうとした瞬間後ろからアダムに声をかけられた。

「何で付き合ってないって言ったんだ?」

私はまだ引き摺るかと少し疎ましく思うと表情に出てしまっていたのかアダムは少しむっとした表情になった。

「矢張り13殿の事が…」

「そうじゃなくて!!」

私はアダムの話を無理やりぶった斬り否定すると相も変わらずむすっとした表情のアダムが居た。

「アダムが嫌がると思って…」

「何故?」

「アダムって普段礼儀正しいし、皆にそういう風に見られるの嫌かなと思って…」

私は覇気のない声で話すとアダムが盛大に溜息を吐いた。

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ブリ(プロフ) - 葉流@マルコス愛さん» ありがとうございます!アダムいいですよね…!しかもシーズン来ますしお互い頑張りましょうね!! (2019年1月27日 15時) (レス) id: 15ed17f676 (このIDを非表示/違反報告)
葉流@マルコス愛(プロフ) - はぅ……だむぅ……よき( (2019年1月23日 20時) (レス) id: e55367f9ec (このIDを非表示/違反報告)
ブリ(プロフ) - 扇ちゃんさん» 温かいお言葉ありがとうございます!今作も見て頂けてとても嬉しいです...!扇ちゃんさんのご期待に添えるような小説が書けるかは分かりませんが精一杯頑張らさせて頂きますので見て頂けると幸いです! (2019年1月16日 15時) (レス) id: 15ed17f676 (このIDを非表示/違反報告)
扇ちゃん - ブリさんの新作楽しみに待ってました…!またアダム落ちで、しかも今回は色んなコンパスキャラが出てきて嬉しいですヾ(●´∇`●)ノ更新無理せず頑張って下さい!!!応援してます(`・ω・´)ゞ (2019年1月16日 14時) (レス) id: f2fb5d5d4d (このIDを非表示/違反報告)
ブリ(プロフ) - ソーンきゅんさん» コメントありがとうございます…!更新頑張らさせて頂きますので読み続けて頂けると幸いです! (2019年1月10日 14時) (レス) id: 15ed17f676 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ブリ | 作成日時:2019年1月4日 17時

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