よんわめぇ≪外出と副業 ページ4
「こんにちは。」
「先生、こんにちは。」
廊下で先生に引き止められ、
「みつ、俺に何か隠していることとかないか？」
と聞かれた。だから、
「ない、、、、、とは言えないなぁ〜。
だって、隠していることがあると思うから聞いてるんだもんなぁ。」
「分かってるなら話が早い。こっそり学園を抜け出してるのはやっぱりみつだったんだな。」
「おっ！先生が言うって事は証拠がありますよね？」
「もちろんだ。」
「何で私だって分かったんですか？もし違ったら？どうするつもりですか？」
「全て答えよう。」
クイズ番組の司会者さながら、王様のように胸を張り自信満々にしている。
「一つ目の質問、寮と裏門に設置してあるカメラにしっかりお前の顔が映ってたから。
二つ目の質問、もし違ったとしてもお前なら知っていると思ったから。真犯人を。
三つ目の質問、違ってたら謝る。それだけのこと。」
「さっすが先生！」
「話をそらすんじゃない。本題はここからだ。」
「あ、ばれた。」
「どうして学園から抜け出しているんだ？しかも結構な時間まで。
それがほぼ毎日続いているのはどうしてだ？誰かに会ってるのか？
どうして、、、、誰にも話さなかった？」
「全て答えよう。」
さっきの先生を真似して言ってみる。
「茶化すんじゃない、、先生は、本気だぞ。」
「一つ目の質問、アルバイトです。ナイトの仕事についてるので遅いだけです。
毎日仕事入れないと両親に怒られるのでいれてます。
二つ目の質問、誰かに会ってるわけではありません。
三つ目の質問、誰かに話してもどうしようもないからです。」
「どうしようもないって、、、、、、、、」
「バイトを始めたのは半年近く前からですから、丁度イジめられてた所ですね。
先生に言ったらどう誤解されるかわかりませんもん。」
唖然に取られた様子で私を見て、近くの教室に連れ込まれる。
「どうしたんですか？痛いですよ。」
「お前の事、、、、、ほっとけなくなりそうだ。」
この前より、強く抱きしめられてさらに甘ったるい香りが押し付けられる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぱーP・Kーか - ご指摘ありがとうございます！改善しておきました！ (2017年11月5日 18時) (
レス) id: 233283921d (このIDを非表示/違反報告)
Ｒ・Y - 途中から、みつに戻って設定した名前じゃなくなっています (2017年10月30日 20時) (レス) id: 7aa1a7a7e2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
