なんのために俺らがいると思ってんの？〜神河流篇〜【おそ松さん】【マフィア松】

メンテナンス〜貴女side〜 ページ28

あたしはもう一人のあたしを協力することで



おそ松たちの役に立つことができた。



両親が死んで、生きる意味がなくなってしまったあたしに



生きる意味をくれた。



くれたものは意味だけではなく、



家族愛とはまた違った愛をくれたのだ。



神「なるほどね〜よかったじゃない」



高「あたし、あんたに出会えてよかった」



あんたのおかげであたしにしかできないことを教えてくれた。



高「ありがとね」



神「いえいえ。私はこんな結果になるなんて思わなかったわ。



でも、これはこれで楽しいわ。



私は感情というものがなかったけど



貴女と本当につながることで感情というものを知ることができたもの。



こちらこそ、ありがとね」



えへへ。褒められるとなんかくすぐったい。



神河のあたしにはいろんな悩みとか愚痴とか聞いてもらってる。



こんな他愛のない話をすることで親密な関係になれる気がするのだ。



高「じゃ、おそ松が待ってるからそろそろ行くね」



神「ええ。おそ松にいやなことされたらすぐに呼ぶのよ」



高「わかったけど・・・殺さないでよね？」



神「あなたの大事な人だもの。そんなことしないわ。



ほら、早く行きなさい」



高「うん！じゃあね！」



・・・っ



おそ「A。大丈夫か？」



貴「あ、うん。今日はこれでおしまいだよ」



おそ「メンテナンスの時、かまってくれなくて寂しいんだよ。



これからはもっと早く終わらせてくれよ」



貴「そんなこと言われてもあたしはおそ松だけのものじゃないもん」



おそ「んだけどよ〜」



貴「ぐちぐち言うと、めんどくさいことになるよ？」



おそ「わぁってるよ！」



メンテナンス中におそ松に無理やり起こされてしまって



丁度神河のあたしが制御してる時に起きたもんだから、



おそ松を殺しかけたんだよね。



それがトラウマなのか、メンテナンスの時は隣でじっと待っててくれている。



おそ松って独占欲が強いからめんどくさいけど、



大事にされてるんだなって安心できるの。



おそ「そうだ、話があんだけどいい？」



貴「う、うん・・・」



無邪気に笑ってたおそ松が急に真面目な顔になったから



大変な話なのかな？



あ、仕事の話かもしれない。



でも、なんかいつもと違うんだよね〜？

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