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第八話 ページ9

てっきり慌てると思っていたら…

田「異能…はて、何のことかわかりませんねぇ」


イラ…。

俺は芥川を見た。

少し頷き、芥川は一歩前に進んだ。


芥「僕(やつがれ)は芥川
異能者の居場所を知らぬのなら
貴様は最早用済みだ」


俺が手を下すまでもねぇ。


芥「『羅生門』ーーー!?」

田「先手は打たせてもらったよ」

全員「なっ」


羅生門は発動してすぐ、消えてしまった。

何で芥川の羅生門が消えた!?

どうして…さっきからこの匂い…。

ーーまさか!!


中「ーーっ!!チィッやっぱりか」


田中って言う奴を重力で押し潰そうとしたが出来なかった。


中「異能力規制剤か…」

田「ほぅ、気がつきましたか
流石の一言ですねぇ」


※異能力規制剤は作者が勝手に作りました※


田「そちらがその気なら、少々面倒ですねぇ」


田中がパチンっと指を鳴らした。

途端、バンッと玄関の扉が勢い良く閉まる。


樋「…開きません」

中「チッ…殺る…ぞ…?」


不意に視界が歪んだ。

手足に力が入らない。


芥「な、んだ…これは…?」


見れば全員様子が可笑しい。


田「あぁ言い忘れていたがね、無臭の睡眠作用のある煙も任せてもらったよ
抵抗されるのは困るからねぇ」

中「ク…ソ…」

田「ーーさて、どうやってAのことを調べたのか、ゆっくり聞こうじゃあないか」


A…?


暗くなる視界の中、田中の声も聞き取りずらくなってきたとき。

俺はハッキリ少女の声を聞いた。

意識が飛ぶ、一瞬前。


???「私の…せいだ…」


今にも消えてしまいそうな声。

少女の弱々しい声が聞こえた。

その声を聞いた瞬間、声の主を抱き締めてやりたくなった。

声だけでソイツが震えて泣きそうなのが伝わったからだ。

だから、抱き締めて慰めてやりたい。


それから俺は、意識を完全に手放した。































貴方sideーーー


真っ暗な視界の中、甘く酸っぱい香りが充満する部屋の中…。

私は独り、椅子に座ったまま焦っていた。


御主人様…彼らを縄で縛らせてる。

地下牢って邸の奥にあるあの場所?

近いけど…


貴「…いっ」


足を動かそうとして、全身に激痛が走った。

御主人様も趣味が悪い…でも今日は赤い靴だけで済んで良かった。


地下には自力で行けない…。


貴「彼らが起きて、それから脱出ルートを教えるしか方法が無いけど…」


この後、武装探偵社っていう人たちもここに来る。


貴「私はどうすれば…」

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ニコな(プロフ) - ひかるさん» コメントありがとうございます!合ってますよ!おめでとうございますo(^-^o)(o^-^)o気づいてくださってありがとうございました(*^^*) (2016年11月5日 21時) (レス) id: 15e640116f (このIDを非表示/違反報告)
ニコな(プロフ) - 藍さん» 落ちはまだ決めていません。けど、変なフラグ立っちゃってますね(笑)後々アンケートするかもなのでよろしくお願いします(*´ω`*) (2016年11月5日 21時) (レス) id: 15e640116f (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - 読ませていただきました!!曲ってノ〇ガミの午〇の待ち合わせですかね?合っていなかったらすいません (2016年11月1日 22時) (レス) id: fb3b88237c (このIDを非表示/違反報告)
- これってー中也さん落ちせですかー?ミー的には中也さん落ちが良いんですけどーまぁ読めばわかりますよねー続き読んできますー (2016年10月30日 15時) (レス) id: b5991fbf2b (このIDを非表示/違反報告)
ニコな(プロフ) - よるるさん» よるるさん読んで下さってありがとうございました!頑張ります(≧▽≦) (2016年6月8日 22時) (レス) id: 15e640116f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ニコな | 作成日時:2016年5月25日 23時

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