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第十三話 ページ14

田「ーーわかったかな?A
私に逆らうと痛い目をみるんだよ」

貴「はぁ、はぁ、はぁ…」

田「…時間だ、仕事に行ってくるよ」


足音が段々遠ざかっていく。

私は神経を研ぎ澄ませていた。


田「ーーあぁでも、すこし不安だからこれをプレゼントしよう」


カチャンッと首に何かをはめられた。

冷たく、硬いこの感触は…手足に付いてる枷と同じだ。

…御主人様はどれだけ私の自由を奪えば気が済むのだろうか。

その内手足を切られそうで怖い。


田「これで彼らが部屋に来ても、一目で誰かの所有物だとわかるだろう」

貴「…」


満足そうな御主人様の声を、私は無言で聞く事しか出来なかった。

御主人様が恐ろしいのと、

他のことに集中していたからだ。


田「ーーそれじゃぁ、すぐに戻ってくるよ」


パタンという音と共に、目隠しが外された感覚があった。

でも私は目を開けなかった。

その後侍女が部屋から出ても、薄暗い静かな部屋に戻っても。

私はじっと目を閉じたまま動かなかった。


貴(…よし、まずは皆を起こさないと!)





























ーー芥川龍之介side





芥「ーーー…うっ」


…ここは…?


冷たく、どこか湿気った所だ。

灯りは勿論何処にも無く、暗く何も見えない。

邸の中なのか?

窓が一つも無い…だとしたら地下か。


身を動かそうとして、手足が縛られていることに気づいた。


芥「羅生もーー…チッ」


部屋は甘く酸っぱい香りで充満していた。

頭がおかしくなりそうだな。


樋「…ん」

芥「樋口か…」

樋「ーー芥川先輩?」


隣から樋口の声がし、他も一緒に収容されたのだと分かる。

黒蜥蜴は…中原さんは…と探していたら目が慣れてきた。


???「ふあぁ〜敦くんもう起きたの、か…い?」

芥「なっ」

???「…え?」


突然起き上がったあの人の顔が目の前に来て、僕はその顔を見て息がつまった。


芥「太宰、さん!?」太「…芥川くん?」


目を見開き僕を見るその瞳は…やはり昔とは違った。


樋「なっ先輩離れて下さい!」


と、樋口が叫んだ。

反射で距離を空けて羅生門を発動しようとして…

…発動できない。


???「…あれ?太宰さん?
何で縛られて…あ、自分で縛ったんですか」

芥「人虎!」

敦「なっ!芥川!?
くっーーって僕も縛られてる!?」

先輩「先輩大丈夫ですか!?」

太「じゃあそこにいるのはまさか中也かい?」

中「テメェら一旦黙れ!!」


全員「(´・ω・`)ショボン」

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ニコな(プロフ) - ひかるさん» コメントありがとうございます!合ってますよ!おめでとうございますo(^-^o)(o^-^)o気づいてくださってありがとうございました(*^^*) (2016年11月5日 21時) (レス) id: 15e640116f (このIDを非表示/違反報告)
ニコな(プロフ) - 藍さん» 落ちはまだ決めていません。けど、変なフラグ立っちゃってますね(笑)後々アンケートするかもなのでよろしくお願いします(*´ω`*) (2016年11月5日 21時) (レス) id: 15e640116f (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - 読ませていただきました!!曲ってノ〇ガミの午〇の待ち合わせですかね?合っていなかったらすいません (2016年11月1日 22時) (レス) id: fb3b88237c (このIDを非表示/違反報告)
- これってー中也さん落ちせですかー?ミー的には中也さん落ちが良いんですけどーまぁ読めばわかりますよねー続き読んできますー (2016年10月30日 15時) (レス) id: b5991fbf2b (このIDを非表示/違反報告)
ニコな(プロフ) - よるるさん» よるるさん読んで下さってありがとうございました!頑張ります(≧▽≦) (2016年6月8日 22時) (レス) id: 15e640116f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ニコな | 作成日時:2016年5月25日 23時

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