8 ページ9
国木田「今日は本当に助かった。太宰が自分の仕事をしっかりやったのは初めてだからな」
ギューーーーーーーー
『いえ。私の方こそ勝手に仕事をしてしまってすみません。お役に立てたのなら何よりです』
ギューーーーーーーー
国木田「そう云えばお前は学生なんだってな。……全く…太宰もこんぐらい大人びていればよかったんだが…」
ギューーーーーーーー
『あはは……其れはちょっと無理かと…』
ギューーーーーーーー
帰る前に国木田さん(ちゃんと自己紹介してもらった)に一言声を掛けていこうと思って話し掛けたが、思ったよりも話が弾んでしまっている。
ていうか本当、同僚の方に此処まで言われる太宰さんってある意味凄いと思う。
『其れより探偵社って人数少ないんですね。太宰さんと国木田さんしか居ないように見えますが…』
ギューーーーーーーー
国木田「他の奴等は今買い出しやら任務やらに出払いに行っているからな。今日は俺と太宰が非番なんだ」
ギューーーーーーーー
『へぇー…………………其れで、一つ聞きたい事があるんてすが…』
国木田「あぁ。実は俺も先程からずっと気になっていた所だ」
『「太宰/さん何故抱きついている/んですか?!」』
そう。私が国木田さんと話し始めた時からずっと、腰の周りに太宰さんの腕が纏わりついていた。
しかも太宰さん細身に見えるのに意外と力強いし。
めちゃくちゃキツかった。
太宰「国木田くん。此の子は私が見つけた子だ」
『でも太宰さんのものではないですね』
国木田「確かにそうだな」
太宰「」←
いきなりどうしたんだろう。
口説き文句が無理なら行動に移す事にしたのかな。
何て暇な人なんだろう。可哀想に←
其れに彼は気付いているのだろうか。
私(未成年)にちょっかい掛ける事=犯罪と云う方程式が成り立つ事を。
175人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
恋雪 - こんにちは恋雪です。最近「文スト」見始めたばかりで、まだ3季くらいまでしか知らないのですが、太宰さん推しです。作者様の表現力すごく高くて尊敬します!!これからも更新待ってます! (2023年3月17日 13時) (レス) @page16 id: dcf3f843ed (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ヲタクJK | 作者ホームページ:non@nikoniko
作成日時:2023年3月16日 2時