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『………太宰さん貴方…』
太宰「…………そんな引いたような目で見ないでくれ!地味に悲しい!」
成る程。太宰さんはプライベート以外でもこんな感じなのかと、謎に冷静に理解出来た。
??「ん? おい太宰、其の方は…」
『石川Aです。太宰さんと少しあって。探偵社内を見学させてもらう事になりました』
ペコッとお辞儀をすると、頭上からピキッと眉間のシワがよる音がした。
??「太宰…説明しろ」
太宰「あー…まぁ大丈夫だよ!国木田君もそう かっかしない!頭に血が上って寿命が縮まってしまうよ〜」
国木田「何? そうなのか?!」
太宰「そうだよ。ほら!メモメモ〜」
太宰さんの其の言葉を信じて素直にメモしているが、頭に血が上っただけで寿命は縮まらない…と思うんだけど。
太宰「嘘だけど」
バギッ!
今度はそんな音と共に国木田(?)さんの万年筆が折れた。
太宰さんの胸ぐらを掴んでいる彼は、きっと此の社の苦労人なんだろう。
『あの……無理でしたら帰りますので』
太宰「駄目!」
国木田(?)さんの様子的にも駄目っぽかったので帰ろうとしたが、太宰さんの手が私の手を強く掴んで離さない。
太宰「国木田くぅ〜ん。私、Aちゃんが居ると仕事が出来る気がする〜!はかどる気がする〜!」
国木田「太宰が仕事を…?!」
………太宰さん、貴方どんだけ仕事サボってきたんですか。
そんな呆れた目を再度向けると、彼はスッと視線を逸した。
国木田「はぁ…分かった。……Aといったな。太宰を任せた」
『え、あ、はい。了解しました(?)』
太宰「ふふっやったねAちゃん」
『そうですね(?)』
太宰「所でAちゃん私と心中を」
『しません』ズバッ
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恋雪 - こんにちは恋雪です。最近「文スト」見始めたばかりで、まだ3季くらいまでしか知らないのですが、太宰さん推しです。作者様の表現力すごく高くて尊敬します!!これからも更新待ってます! (2023年3月17日 13時) (レス) @page16 id: dcf3f843ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヲタクJK | 作者ホームページ:non@nikoniko
作成日時:2023年3月16日 2時