20 ページ23
『誰…ですか』
震える声を無視して静かに問う。
??「
ポートマフィア…?!
然も芥川龍之介って……指名手配されている名だ。
芥川「僕の質問に答えよ。先程のは貴様の異能の仕業でいいんだな?」
『っ………は、い。そうです』
冷や汗がツゥっと頬を伝う。
ヤバい…私今“あの”芥川龍之介と話している。
芥川「厄介な異能だが…念の為首領に一度報告を…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ
片手を口元に添え、何かブツブツ呟いている芥川さん。
心做しか嫌な予感がするのは気の所為だろうか。
芥川「………貴様には我々ポートマフィアの拠点まで着いてきてもらう」
思ったそばから当たったし……。
ていうか…助けてくださいよ_________________太宰さん。
………………………………太宰さん? 私今、何で太宰さんに助けを求めたんだろう。
別に“探偵社”に助けを求めてもよかったのに…。
“君は私が必ず守るよ”
っ………絶対あの言葉のせいだ。
あんな……あんな真剣な表情で言われたら嫌でも忘れられないじゃない。
彼処まで言うんだったら…責任持って助けに来てくださいよ………。
『…けて…………助けて太宰さん！』
______________気付いたらそう叫んでいた。
半ばヤケだけど、何ならほんのちょっとしか希望を持ってなかったけど。
芥川「太宰さん…? 貴様今、太宰さんの名を…」
太宰「はぁーい。私を呼んだかい?」
何故だか貴方なら本当に来てくれると思ったから。
『え……』
太宰「遅れてすまないね。___________助けに来たよ」
『っ…太宰さん！』
貴方に助けを求めたんだと思う。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 175人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
恋雪 - こんにちは恋雪です。最近「文スト」見始めたばかりで、まだ３季くらいまでしか知らないのですが、太宰さん推しです。作者様の表現力すごく高くて尊敬します！！これからも更新待ってます！ (2023年3月17日 13時) (
レス) @page16 id: dcf3f843ed (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ヲタクJK | 作者ホームページ：non@nikoniko
作成日時：2023年3月16日 2時
