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『……取引ですか?』





太宰「そう…取引」





『………………取引内容にもよりますね』





太宰「なぁに……Aちゃんも必ず結びたくなるさ」





悩んだ末に、太宰さんが妙に自信満々だったので 一先ず話だけでも聞いてみようと、近くにあったベンチに座った。





太宰「君は色んな組織から狙われているそうだね」





『今迄襲ってきた奴等は全員返り討ちにしましたが……そうですね。後どのぐらいの組織が狙っているのかは分かりません』





あ、此のクレェプ美味しい…。





太宰「だから私達武装探偵社が君の身柄を保護しよう。勿論異能力なんて使わなくて構わないよ」





其の言葉に思わずクレェプを食べている手が止まった。





『私の身柄を保護…? 探偵社が私を完璧に守れるっていう根拠はあるんですか?』





太宰「あぁ。勿論ある」





『其れって…』





太宰「私が居る事さ_________________」





私が聞くよりも先に、太宰さんが答えた。





何ですか其の根拠……。





全くもって信憑性が無い根拠だが、其の言葉に…其の真剣な表情に、私は一瞬胸がキュウ…と締め付けられる感覚がした。





………何だったんだろう?





太宰「Aちゃん…? どうかしたかい?」





『あ、いえ。其れより何で太宰さんが居る事が根拠になるんです?』





太宰「其れは…………ふふふっ秘密♡」





『今のでアウトですね。さようなr「待って待って!」……何ですか』





太宰「ふぅ……まぁ私の話は別として。私達武装探偵社が保護する事によって、君を狙ってくる組織は格段に減るはずさ」





『………まぁ…武装探偵社は其れなりに有名ですもんね』





私だってヨコハマに住む者として武装探偵社の名は聞いた事はあった。





其の存在が本当にあるかは別として。





太宰「其れに武装探偵社と張り合える組織は特務化かポートマフィアぐらいだしね」





…………あ、ポートマフィアも実在したんだ。





私は改めて此の街の物騒さが分かった気がする。





『じゃあ…逆に私に何を求めるんですか? 異能力は使用しなくていいと言っていましたが…取引と云う事はそちらの要求も聞かなければいけませんよね』





太宰さんは其の言葉にニヤッと笑い、





太宰「其れはね____________________」

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恋雪 - こんにちは恋雪です。最近「文スト」見始めたばかりで、まだ3季くらいまでしか知らないのですが、太宰さん推しです。作者様の表現力すごく高くて尊敬します!!これからも更新待ってます! (2023年3月17日 13時) (レス) @page16 id: dcf3f843ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヲタクJK | 作者ホームページ:non@nikoniko  
作成日時:2023年3月16日 2時

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