お茶会 ページ19
「いや〜、英智くんも隅に置けないね!もう死んだかと思ってたけど、まさか恋愛にうつつを抜かす余裕があったなんて驚きだね…☆」
巴さん、超失礼…。
「ふふ…それは煽り立ててるつもりなのかな、日和くん?」
うわ、天祥院さん怒ってる…?笑顔が怖い…。
「ちょっとおひいさん、もうちょっと大人しくできないんすかぁ〜?」
「うん。この紅茶、美味しい」
常識人と天然…。
「猊下、下らない色恋の話は後にしてほしいのですが!…今日我々をここに呼び出した理由を明確にして頂けますかね。電話ではお茶会がしたい等と言っておられましたが、何かあるのでしょう?」
七種、くん?ずっと笑ってるけど… なんか怖い。
「嫌だなぁ、そんなに深読みしなくても。本当にただお茶会がしたかっただけなんだ」
その言葉に七種くんと漣くんが顔をしかめる。嘘臭く聞こえるんだろうな…分かる。
「ん〜、茨!英智くんは嘘はついてないね、多分」
巴さんはそう言った後、そうだよね?とゆっくり私の方へ目をやる。
『は、はい。そう聞きました 』
「ふふん、当たってたね。いい日和☆英智くんは以外と気まぐれなところがあるからね…♪」
そういえば、乱さんと巴さんは元fineで天祥院さんと同じユニットだったんだっけ。
「ところで英智くん、結局この女の子は何者なのかな」
乱さんが私の方に目をやりながら天祥院さんに問いかける。
「あぁ、彼女は夢ノ咲学院プロデュース科の生徒だよ。Aちゃんって言うんだけど。素晴らしいプロデュース力でね、卒業後もここで働いてもらおうと思ってるんだ」
『ちょっと待ってください』
もう、天祥院さんが喋れば喋るほど誤解ばっかり招いてく…黙っててほしい。
…だけど、今ここで私が無理やり働かされていることをEdenの皆さんの前で言ってしまえば、もしかしたらある程度の区切りさえ付けてしまえば辞めることができるかもしれない。ダメ元では、あるけど…
『な、何度も言っているように私はここで働き続けるつもりはありません。今ここで働くことだって、私は何度も拒否したじゃないですか…!元はと言えば、天祥院さんが脅してきたせいで…』
少し声を震わせながらそう言うと、天祥院さん以外の4人の目が光った。
915人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆき(プロフ) - すみません。水を差すようで悪いのですが、巽さんが怪我で入院してたので一年留年してて、マヨイさんより学年が本当は一個上なんじゃ無いでしたっけ? 内容は、とても面白いです!頑張ってください! (2022年5月25日 23時) (レス) @page13 id: 3acc307e02 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん - とても面白いです!続き待ってます。頑張ってください。 (2021年4月17日 7時) (レス) id: 9a30995c69 (このIDを非表示/違反報告)
スノードロップ - すっっっごい続きが気になる!!!面白いです。更新頑張って下さい!応援してます! (2020年11月22日 12時) (レス) id: ad5105468f (このIDを非表示/違反報告)
燐 - 面白いです!更新頑張って下さい(≧∇≦) (2020年8月7日 13時) (レス) id: 70df86b8ff (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - コメ失礼します!天祥院英智の扱いが雑なのちょっと笑いました…ズ!!の作品って少ないから楽しみです!体調に気をつけて自分のペースで更新頑張ってください!応援してます! (2020年5月19日 1時) (レス) id: 36a6836253 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:マ | 作成日時:2020年5月14日 23時