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「ふぅーよく寝たぁー」
《お前は寝すぎだ阿呆》
「あはは、酷いね」
心なしか頭が痛いような……
ま、気のせいだろ!
《今日は防衛任務あるんだろ。早く行け》
「えー、疑問形じゃなくて命令形ー?
あ、はい。行きます。行きますからその威圧感をどうにかしてー」
と、いうことで行くことにした。
・
「あ、Aじゃん。今日は防衛任務か?」
「お、出水。そうなんだよなぁーめんどくさいんだよなぁー」
「そんなこと言っちゃダメでしょ…」
「あははー。今日は1人で3時間なんだー。何か楽しいことあるかなー」
「これでいいのか最強よ…」
「バカでいいのか弾バカよ」
「そ、それは言うなよ!」
「あはは」
そんな茶番を繰り広げていたら、当然時間は忘れるもので。
《…おい、時間大丈夫か》
「あ、やば、時間!じゃあねー出水ー」
「え、ちょ」
混乱している出水は放置してきた
「てか、1人で3時間?
あの人、それでよくあんなに元気だな…」
そんなことを呟いているとも知らずに
・
「なんだかんだで時間前にとーちゃーく」
《アホだなお前は》
「あはは。もうめんどくさいしトリガー起動しなくていっかー」
とかいって2時間。
「な、何も来ない…」
なんて言っていると、突然イレギュラーゲートが1つ、ポツンと開く。
きたかーなんて呑気にトリガー起動しながら思っていたが、その現れたものを見て驚く
「え、ちょ、え…」
急いでトリガーを解除して、櫆に話しかける
「…これ、誰かが気付く前にやった方がいい?」
《そうしなきゃどうもできねえだろ》
「ですよねー」
なんて話していたら、こっちに気付くのも当たり前で。
「ふぅ……
久しぶりだね、ヨハネの四騎士。大人しく…死ね」
剣をだしながらそう言って斬りかかると、あっけなく敵は死んだ。
「あれ…こんな脆かったっけ?」
《どうせこの世界に来たから不具合でもおきたんじゃねえの》
「え、それってやばくね」
《別の意味でな》
瓦礫から降りようとすれば、なぜか足がもたついた。
「おっと…?」
気だるさを感じながらも、足は確実に本部へ向かう。
今回の防衛任務は、ヨハネの四騎士が来る以外は特になにもなく…
嵐の前のような静けさで、何かが起こる兆しとしか思えなかった。
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露亞(プロフ) - ワールドトリガーと終わりのセラフ!!最高です!尊いです!更新頑張ってください!! (2020年2月13日 18時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レイン | 作成日時:2018年3月14日 7時