そういう偏見やめてもらっていいですか？

偏見4 ページ4

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会場に入り席に着く。
今回の会場は10000人キャパの大きい会場。会場のど真ん中にステージがありそのステージを囲むようにして客席が設置されている。360度どこを見ても人、人、人。

『キャパ、大きいね』
｢そうだねー。数百人キャパ懐かしいなあ｣

そう言う私と連番相手。
私は志麻リス最古参と言っても過言では無いほど前から志麻リスをしている。
昔の数百人キャパはもちろん、それより前の志麻さんのワンマンライブも行った。
昔はオフとかで普通に会ったりしてたけど今そんなことしちゃ私は愚か、志麻さんまで荒れてしまう。

私は某メッセージアプリの一番上にある志麻さんとのトーク画面に“ライブ頑張ってください。見つけてくれるの待ってます”と送った。
直後場内アナウンスが流れ、私はスマホの電源を落としてペンライトを取り出した。

ここからは夢の時間。


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ライブは中盤。
未だにこの胸の高鳴りには慣れない。
志麻さんが目の前に来たタイミングで思いっ切りペンライトを振る。

“気付いて、志麻さん”

と口パクで言うとぱちっと目が合う。

“気付いたよ、いつもありがとうな”

と口パクで返され指さしからのウインク、そして手を振ってくた。これが昔からの私への固定ファンサ。
嬉しさに涙が出そうになりながらも手を振り返すようペンライトをぶんぶん振ると志麻さんはすっごい笑顔で私に笑いかけてからステージ中央に戻っていった。

それからはもう最高だった。

『だけど、本題はここからなんだよなあ』

そう言う私の手には先程引き当てた楽屋招待の缶バッチが握られていた。

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実はですね！！！！！実はですね！！！
このお話志麻さんオチだと思いますでしょう！？！？



違うんですよ！！！！

もうオチは決めてあるのでそこまでをどう持っていくかですね！お楽しみに！

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