そういう偏見やめてもらっていいですか？

偏見20 ページ20

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坂｢AちゃんAちゃん！あそこのお店行こうや！｣

そう言う優さんが指さしたのは高そうなアクセサリーショップ。

『いいですよ〜！行きましょ！』

まだ繋がれた手が引っ張られて体がアクセサリーショップに向く。

いらっしゃいませ、と上品な挨拶をしてくれた店員さんに一例してから店の中を見渡す。

高い天井につり下がったシャンデリアと壁一面に並んでるアクセサリーがきらりと輝いていてすごく綺麗。

坂｢俺、ここのお店好きやねん！｣
『そうなんですか！私も通おうかなあ』

そう言って右側の壁にあるピアスコーナーに目を向けた。
実は私、ピアスホールが６つ程あいていてそろそろピアスを新調したいなと思っていた頃。
どうせならここで全部揃えちゃおうかな、とピアスを選び始める。

坂｢Aちゃん、ピアスあいてんの？｣
『実は６つあいてるんです〜』
坂｢６つ！？｣
『はい！右に４つと左に２つあります』

ほら、と髪をかき上げると今日は全部のホールにピアスがついてるのでじゃらじゃらした耳があらわになる。

坂｢え、めっちゃかっこい。センラとかまーしい１つだけだからな、、｣
『センラさん昔軟骨あけてたけどなくなったって言ってましたよね〜』
坂｢エッ初耳｣

そんな雑談をしながら優さんにも選ぶのを手伝ってもらい8つのピアスを買った。

『ごめんなさい、なんか私ばっかり』
坂｢ええんよ！あ、俺も買いたいのあるからちょっと外で待っててくれへん？｣
『？いいですよ〜外居ますね』

そう言って外に出てすぐそこのフェンスに腰掛けた。

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