そういう偏見やめてもらっていいですか？

偏見16 ページ16

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次に目に入ってきたのは白く発光した天井だった。
どうやらあのまま寝てしまったらしい。

上半身だけを起き上がらせて新鮮な朝の空気を吸い込むと優しいお味噌の匂いが鼻をかすめた。

覚束ない足取りで見慣れない家を歩くと鼻歌が聞こえてきた。
鼻歌が聞こえる部屋のドアを開けると志麻さんが。

｢あ、Twitter名ちゃん！おはよ〜｣

にこり、眩しいくらい美しい顔でおはようと微笑まれる。

『おは、ようございます、？』
｢なんで疑問系なんw速う座り！朝ご飯作ったんやで｣
『え、わざわざそんな、、、申し訳ないです』
｢俺が作りたかったねん〜！遠慮せんと、いっぱい食べてや！｣
『ではお言葉に甘えて....』

｢『いただきます』｣

ぱちんと乾いた音が鳴り響いた後はお味噌を啜る音が響く。

『わ、おいしい、』
｢おいしい！？！？よかった〜〜！｣

推しに朝食を作ってもらう、なんて夢みたいな事、あっていいのかな。

しあわせな気持ちを噛み締めつつご飯を食べ進めていく私は、LINEの通知に気付かないでいた。

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現実味があるけど少しリアリティが欠ける感じの物語、いいですよね。

現実味がなさ過ぎるのも妄想が進まないし、リアリティがありすぎるのもうーんって思ってしまうので人間難しいものです。

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