説明 ページ11
「……A」
顔を上げると、戸口に深見先生が立っていた。
……怒っているのだろうか？
「戻るぞ」
相楽先生に励ますように背中を叩かれて、私はのろのろと立ち上がった。
どうしろって言うんだ。
足のふらついている私を、先生はまるで荷物か何かのように抱えた。
「……手は出してないだろうな」
「当たり前だろ。ただ匿ってあげてただけだよ。……怯えてたからね」
先生はため息をついて歩き出した。
抱えられているせいで先生の顔は見えない。
病室について、ドアを閉めた途端、先生は私の身体を壁に押し付けた。
「悪かった」
それが人に謝る態度か！
「まだ早かったな」
「まだ？」
先生はぐっと屈んで、私の耳元に唇を寄せる。
「……お前が、電気流してくださいってお願いしてくるまで待つべきだったな」
どんな状況だ。
「……そんなこと、」
「自分はしないと思うか？」
低く、甘い声から逃げようと首をそらすが、するりと髪の間を通った指が、それを阻んだ。
「苦痛はない。ただ心地よい痺れと、筋肉の痙攣があるだけだ」
吐息混じりの声が鼓膜を揺らす。
途端に、耳から腰まで、快感が走り抜ける。
……電流のように。
「ほら。今ビリビリしただろう。それと一緒だよ。何も怖くはない」
「……ただひたすらに気持ちが良くて、身体がビクビク痙攣するだけだ。……自分じゃ制御できないくらいにな」
先生のその言い方が余りに卑猥だったせいか、私は鼻血を噴き出した。
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Niko(プロフ) - 続きがある......！まさかまた続きが読めると思わなくて驚きと感動で胸がいっぱいです......！ (7月24日 1時) (
レス) @page34 id: e6a8d0ae57 (このIDを非表示/違反報告)
チップ - すごく楽しみです！更新待ってます^_^ (2021年12月12日 22時) (レス) id: d533d9fa91 (このIDを非表示/違反報告)
Natsuki(プロフ) - ドキドキする展開です！続きが気になります^ ^ (2019年1月25日 1時) (レス) id: 2709160c1d (このIDを非表示/違反報告)
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