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にじゅうななわ ページ28
赤司side
スカートを履きに家に帰ったAは結局この日再び学校に戻ることはなかった。
サボりか。
探してどうして来なかったか問い詰めたいが、生憎今日からバスケ部に入部することになっている。
赤司「(明日聞くとするか)」
HRが終わり、バスケ部の練習に参加する。
基本のメニューをこなしている最中、ふと思った。
赤司「(明日、来なかったら？)」
今日はサボったけど明日はちゃんと来る保証なんてどこにもない。
触ったら消えてしまいそうな儚げなAの姿を思い浮かべる。
もう二度と会えないような、そもそもAという存在が幻だったかのような、そんな不安に駆られた。
赤司「(どうしたんだ俺。Aはそんなそぶりみせていなかったじゃないか。たった1日来なかっただけで。)」
練習が終わり、寄り道をする同級生の誘いを断りAの家へ向かう。
Aが幻かどうかを確かめるためではない。
九九がどこまで進んだか聞くためだ。
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ほのか(プロフ) - この作品は一番のお気に入りです。これからも更新頑張ってください (2017年4月7日 14時) (
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作者名：寧子 | 作成日時：2015年2月12日 0時
