にじゅうわ ページ21
Aの家は案外簡単に見つかった
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静かな住宅街でひときわ目立つ大きな家
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そこそこ裕福な家庭なのだろう
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しかし、不思議な点がひとつ
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家の門に掲げられた『白霧』という表札
そのしたには『肇』『唯香』とご丁寧に住人におぼしき人物の名前が書いてあったのだか
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『A』という文字は何処にも見当たらなかった
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本当にこの家がAの家なのかと一瞬不安になったが
Aの方から家から出てきた
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A「あかしの姿が見えたから………いそいでおりてきたの。」
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赤「ほら、忘れ物だ」
A「あ………!わざわざありがとう(笑)」
赤「どういたしまして」
赤「ところで………」
A「………?」
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赤「この表札…………何故君の名前がないんだ?」
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A「あぁ………だって…ここはAのおうちじゃないもの」
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赤「……?Aはここにすんでいるんだろう?」
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A「………住まわしてもらってるだけ。Aのおうちじゃない」
・
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赤「…………そうか」
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ほのか(プロフ) - この作品は一番のお気に入りです。これからも更新頑張ってください (2017年4月7日 14時) (レス) id: 758543505b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:寧子 | 作成日時:2015年2月12日 0時