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癒しの時間【88】 ページ8

七海さんは食べるのを止めると

私の方を向く




A『そうですね…

皆さんは任務に出てしまいますし

何時も私はひとり残されてしまう…

気付けば高専から誰の声も聞こえず静寂に包まれ

何というか強い孤独感に襲われるんです

皆様とは生きている世界が違う

もしこのまま私を置いてみんなが戻って来なかったらと

不安に押しつぶされて胸が苦しくなってしまうんです

皆様のお役目上

仕方ない事なのは分かりますが

やっぱりひとりは寂しいと思ってしまいます』




七海『……』




A『ですが…

今日はこうして七海さんがそばにいてくれますし

ちょっとしたご褒美ですね』




私は七海さんに優しく微笑むと

七海さんは私を引き寄せ抱きしめた

何とも言えない温もりに涙が溢れそうになる




A『……っ』




七海『Aさん…

貴女の苦しみに気づけず申し訳ありませんでした

私は貴女を絶対にひとりにしません

ですから安心して下さい』




A『七海さん…』




七海『貴女は少々不器用といいますか

ご自分の感情を押し殺してしまう面があります

もう少し甘えて下さい

言ったでしょう?今度は私の番だと…』




七海さんは私の顔に手を添えて上げさせると

私の瞳を見つめてくる




七海『Aさん…

貴女はただ私に身を委ねればいい』




慈しむようにその低い声で甘く囁くと

七海さんは私の唇を奪う…

彼のキスは私の全てを奪うかの様に支配していく




A『ん…はっ…』



七海『……っ』




お互いが求め合いそのキスは激しさを増していく

やがて限界が来ると

私は身体に力が入らず彼の胸に倒れ込んでしまう

そんな私を七海さんは抱き止めた




A『もう限界です…』




七海『おや、この程度で根を上げるのですか

私としてはもう少しAさんを…』




A『…七海さん

貴方以外と意地悪なんですね』




七海『それは気のせいですよ

さて、パスタが冷めてしまいます

今日はここまでにしておきましょう

続きは週末に…』




七海さんは私の乱れた髪に触れると

妖艶に笑った

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プスメラウィッチ - 妖艶さん、夢主ちゃんと五条悟を付き合って、結婚して欲しいです。お願いします🙏 (2022年4月26日 13時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
妖艶(プロフ) - とぴあさん» とぴあ様初めまして!貴重なコメントをありがとうございますとても嬉しいです夢主を気に入って下さっているとは光栄でございますそして五条の事ですが特別に私からヒントを…彼が怒っているのは夢主が言った言葉に原因があります!そして彼の性格を考えて見て下さい (2022年4月24日 18時) (レス) id: 5c369f111f (このIDを非表示/違反報告)
とぴあ(プロフ) - お酒入った夢主ちゃんえ〇くないですか……?最高です……大好きです……!そして私は五条先生が怒っている理由が分からないので恋愛のアマチュアにもなれません(´・ω・`)続き楽しみににしております! (2022年4月24日 18時) (レス) @page33 id: 713a1df7ae (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 妖艶さん、夢主ちゃんと五条悟を付き合って、結婚して欲しいです。お願いします🙏 (2022年4月13日 21時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:妖艶 | 作成日時:2022年4月13日 18時

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