検索窓
今日:12 hit、昨日:5 hit、合計:88,615 hit

24 ページ24

.

side沖田





「なぁ、沖田ー。」



「あ、おいちょっと、やめろってもう……」




.





体育の前の着替える時間、話しかけてきたモブ男とモブ太。


確か前に一回話したことがあったかなかったか……


そんなモブが俺に何の用なのか。





.



「沖田ってさぁ、坂田さんと付き合ってんの?」






正直、若干予想はしてた。

というのも、最近こういう質問をきかれるようになったから。

多分、放課後一緒に勉強するようになってからだ。




.





『付き合ってねェけど。』




後ろでそわそわしてたモブ太の表情に、少し安堵の表情が表れる。








「なんだぁ、この前一緒に勉強してたし、

行きも帰りも一緒って噂聞いたから、付き合ってるのかと思ってたわぁ。

なぁ?」




「は?いや、俺は別に……」








なんだこいつ、ヘラヘラしやがって。

つかモブ太も困ってんだろィ。








「ちなみに、沖田は坂田さんのこと、どう思ってんの?」


「お前聞きすぎだって!」


「いーからいーから!」






そうか、こいつ、Aのこと好きなんだ。






『別になんとも思ってねェよ、あんなクソアマ。

兄貴と似て品ねェし、女らしくねェし。』





「おー!おっけー!とりあえずありがと!

よかったなー、お前。」




「ちょ、お前声でかかったって!」








……思いっきりバレてますよー。

周りにいたやつ結構こっち見てたし。






……好きだ、とかなんとか嘘ついてやればよかった。

そしたらあいつの顔が引きつるのを見て楽しめたかもしれない。




けど、何故だか出来なかった。

言ったら負けな気が、なんとなくする。





ていうか、あんなに悪口言わなくてもよかった。

兄貴のことまでわざわざチラッと出して。






.







___神威みたいだ。







「総悟ー、行こうぜー。」




やべ、完全に手が止まってた。

まだ着替え終わってねェ。




『ちっと待ってくれィ。』






何うだうだ考えてんでィ。









.

25→←23



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
124人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 学パロ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ニコ | 作成日時:2020年4月3日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。