447.マメ ページ50
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「に、逃げた……」
「まあまあ。ほら、フィードバック書いてくれてるんだから許してあげなよ」
「……ほんと……普段大雑把なくせにこういう時だけすごくマメなのなんなんですかね……」
思わず溜息をつく。ヨンジュン先生に渡された紙には私だけじゃなく、11人全員へのフィードバックが書いてあって。ここが良かった、ここが駄目だった、駄目だったところはこう練習すればいい。かなり細かく的確に書いてあるそれを眺めながら、いつの間にこんなもの書いていたのだろうと思う。ミンジュン兄さん、「字を書くはキライ、タイピングのが早い」といつも言ってるのに。みんなが読みやすいようにか、字も普段より綺麗だし。
こういうことがあるから、ミンジュン兄さんに対して本気で怒れないんだ。いつもなあなあになって結局許してしまう。本当に要領がいい人だなあと呆れながらフィードバックをみんなに渡すと、みんなは「すごい、こんなに書いてもらえるなんて」と驚きつつ喜んでいた。
「あ、ナナ、ハンビン。お疲れ様ー」
レッスンが終わった後。ハンビンと廊下を歩いていると、ふと後ろからフェテク兄さんの声がして。振り返ると、やっぱりフェテク兄さんがいた。
「フェテク兄さん、お疲れ様です。休憩ですか？」
「うん。二人も？」
「はい。あとナナを医務室に連れていきたくて」
「……医務室？ どうしたの？ 体調悪い？」
医務室、というワードを聞いて急に眉をひそめるフェテク兄さん。あ、まずい。そう思いながら「そ、そうじゃなくて！」と両手を顔の前でぶんぶんと振る。
「レッスンのとき、右の足首にちょっとだけ違和感があって。ミンジュン兄さんにも指摘されたんです。それでひどくなったらまずいしテーピングしようとしたんですけど、自分のテーピング他の子にあげたりして無くなりそうになってたの忘れてて。だから医務室にあるの分けてもらおうかなって」
「俺はナナがちゃんとテーピングするか見張り役です」
「なにそれ」
「ハハ……」
笑うフェテク兄さんについ苦笑いをする。
ヨンジュン先生が帰ったあと、ミンジュン兄さんが色々言い逃げしたせいでみんなに「薄々わかっていたけれど、やっぱりナナって自分の体の変化に鈍いし、気付いても隠すんだね」と呆れた目を向けられ。『Home』の時から今まで色々あったし、元からそこら辺の信用はあまりなかったかもしれないけれど、今回でほぼゼロになってしまったかもしれない。
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アップルパイ(プロフ) - Rさん» いつもありがとうございます！ 久しぶりの更新になってしまい申し訳ないです🥲 また早めに更新できるように頑張るのぜひ楽しみにしていただけたら幸いです……！🙇🏻♀️՞ (1月9日 10時) (
レス) id: a55c9bddea (このIDを非表示/違反報告)
R - いつも楽しく読ませて頂いています！更新楽しみに待ってます！ (1月8日 2時) (レス) id: 0e71c92fc7 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ(プロフ) - おーるいんさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます！ そう言って貰えると更新する活力になります〜！ これからもソンハンビンくんたくさん出てくると思うので、楽しみにして貰えたら嬉しいです☺️ (12月9日 0時) (レス) id: a55c9bddea (このIDを非表示/違反報告)
おーるいん - 忙しい中更新ありがとうございます！めちゃくちゃ大好きなお話で、毎回とっても楽しみに待ってます！ハンビンのストーリー多くて嬉しいです^_^ (12月3日 8時) (レス) @page13 id: 50f65acc84 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ(プロフ) - abcdさん» ありがとうございます！ 展開がゆっくりな分、なるべく更新は早くできるように頑張ります！ これからも楽しんで頂けたら幸いです🙌 (12月2日 1時) (レス) @page14 id: a55c9bddea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アップルパイ | 作成日時：2023年11月28日 15時
