第七話 ページ9
一週間後
『なんだかんだでもう入学式か〜ｯｯ』
すこし大きめの制服を袖に通す、母さんにもらったヘアゴムとブレスレットをきちんとつける。兄さんが部屋を出た後母さんからの手紙を読んだ。妖鬼学園は妖怪が集まる所だと知っていた母さんは文字通り"お守り''をくれた。
何かあった時のために私の身を守るものらしい、ただのアクセサリーにしか見えないけど…
なんて思いながら腕を上げて手首にぶら下がるブレスレットを眺める。黄色や緑の半透明のビーズが光に反射してキラキラ光る。名前あったよね確か
『クリソベルキャッツアイ、だっけ』
肌身離さずつけてよう、私だって危ない目に遭いたいわけじゃないし
『さぁて、そろそろ行きますか！』
これから始まる少し変な学園生活に期待をして、入学式の会場である体育館へ歩みを進めた。
in 体育館前
体育館前には既にたくさんの同級生であろう人たちが集まっていた。翼が生えてたり角が生えていたり……分かってはいたけど私がいたとことは違うんだな、考えられないや
あまりにも人が多いから人が少ない所に移動しようと思って後ろに下がる。
『わｯｯ！！？』
突然、腕が引っ張られた。
私より明らかに体格が良い、口が塞がれて声も出せない、どうしよう…
『んぐ…！！』
怖くて手足をばたつかせる。
「わ、暴れないで！危ないから！」
私のことを引っ張った人の声は思っていたよりも優しかった。その人がぴたりと足を止めて掴んでいたでも離した。
「驚かせてごめんね、外部生の子…だよね？外部生は体育館前じゃなくて体育館の中集合なの聞いてないかな」
黒髪に赤のばつ印が付いたマスクをした男の人が少し眉を下げて聞いてくる
『聞いてないですね…』
「そっか、伝達ミスかな。君は体育館のステージ裏にいて、俺と同じ"生徒会"が居るはずだから」
じゃあね、といって走り去っていくマスクの人。
兄さん伝え忘れてたのかな、取り敢えずステージの裏行こ。ステージ裏には何人か人がいて腕の所に生徒会と書かれた腕章を付けていた。
忙しそうだ
『あのー……』
「あ？」
怖い…
「おー…？あ！！！君外部生の子か！！」
鼓膜が破けるんじゃないかと思うぐらい大きな声だった。天、と書かれた雑面をつけた私より少し背の高い人がにぱと笑った、ように見えた。
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リトマス試験紙 - 最高に面白いです。頑張ってください！！！ (12月29日 5時) (
レス) id: 597af49ddb (このIDを非表示/違反報告)
汝(プロフ) - あっあああ!!めっちゃ好きです,,,♡ (9月6日 20時) (レス) id: fe2c1e07b2 (このIDを非表示/違反報告)
霙(プロフ) - もこさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです、励みになります。ゆっくりの更新にはなりますが次のお話も楽しんでいただけたらなと思います！ (8月5日 23時) (レス) id: c3d88da4d8 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - 私逆ハー大好物なので嬉しいです！この小説に出てくる実況者様達全員推しなので嬉しいです！更新頑張ってください！ (8月4日 21時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
霙(プロフ) - にゃーちゃんさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけてとても嬉しいです！徐々に色んな方を出して行きたいと思っていますので気長にお待ちくださいませ！ (7月14日 22時) (レス) id: c3d88da4d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霙 | 作成日時：2023年1月22日 23時
