第八話 ページ10
にこにこしながら私の手を取ってぶんぶん振る。
おぉう元気だ………
「やー！あんさんが今回の外部生かぁ！！仲ようしてな、俺二年の
この人グイグイ来るな！！？近い！！
『っあの、近いです』
「へ？ｯｯおわぁぁぁ！！？？ごめ、ごめんな！！つい」
バッ！と勢いよく離れるロボロ先輩は雑面越しでも顔が赤くなっているのが分かる。
『えーっと、一年の和泉Aです。よろしくお願いします。んと、ロボロ先輩…？』
先輩を渾名呼びなんてあんまりしないから緊張してしまうな…
「ｯｯ〜〜〜！！！よろしくな！！」
めちゃくちゃ嬉しそうだ…
「ロボロ〜？入学式始まんで」
遠くから別の人がロボロ先輩に声をかける、もうそんな時間かなんて他人事みたいに思う。
「あ"ｯ！？もうそんな時間か！？？ごめんな和泉さん、俺は持ち場に行くんやけど…呼ばれたらステージに出てきてな」
『え、ステージって…！！ちょロボロ先輩！』
聞いてないんだけど？？？
呆然と立ち尽くしていると「君が和泉さんか」とバリトンボイスが耳に入る。
『えぁ…？？』
振り返ると金髪赤目の人と目が合う、後ろにはトントンさんが見えた。
「私は
威圧感がすごい、トントンさんは背が高くて威圧感があるな、なんて思ってたけど………それの比じゃない…！！！肌がびりびりと痺れる、脳が危険だと警鐘を鳴らす、ぐるぐると考えると立ちくらみがした。カラカラになった声で答えた。
『よ、ろしく…お願いします』
「話は変わるが、例年外部生は入学式に壇上に立って紹介することになっているからロボロから聞いたとは思うが、私が君を呼ぶからその時は出てきてくれ」
頼むぞ、と一言言い残して生徒会長さんはステージに向かっていった。
『ぅ…？？え？？』
だめだ頭混乱する、ステージ立つの？なんで？？？
「和泉さん、緊張すると思うけど自己紹介しろとかそう言うんやないからただ立っとくだけで大丈夫やで」
トントンさんにそう言われてほっとする。流石に全校生徒の前で自己紹介は無理だ。
「〜〜〜！！では今年の外部生を紹介しよう」
もうか、まだ心の準備できてないのに…！
「いっといで」
優しく背を押されて全校生徒の前に出た。
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リトマス試験紙 - 最高に面白いです。頑張ってください！！！ (12月29日 5時) (
レス) id: 597af49ddb (このIDを非表示/違反報告)
汝(プロフ) - あっあああ!!めっちゃ好きです,,,♡ (9月6日 20時) (レス) id: fe2c1e07b2 (このIDを非表示/違反報告)
霙(プロフ) - もこさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです、励みになります。ゆっくりの更新にはなりますが次のお話も楽しんでいただけたらなと思います！ (8月5日 23時) (レス) id: c3d88da4d8 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - 私逆ハー大好物なので嬉しいです！この小説に出てくる実況者様達全員推しなので嬉しいです！更新頑張ってください！ (8月4日 21時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
霙(プロフ) - にゃーちゃんさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけてとても嬉しいです！徐々に色んな方を出して行きたいと思っていますので気長にお待ちくださいませ！ (7月14日 22時) (レス) id: c3d88da4d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霙 | 作成日時：2023年1月22日 23時
