明日は、強くなれ。

声 _ sg ページ33

○



俺は自分のことがあんまり好きじゃない。

アイドルをやってる自分はどこか恥ずかしいし、
なんでこの道を選んだんだろうって
ふと思う時がある。


それでも案外歌やダンスは好きだった。






今はツアー期間中。

今のところ順調に進んでて、昨日も公演終わり
まっすーと二人で改善点の話とかして。


2日目の今日も頑張ろうって意気込んでた。




でも朝起きた時に少しだけ感じた違和感。
なんとなく喉がイガイガする...


「シゲちゃん、どうしたの？険しい顔して」

「ああ、小山さん、おはよ」

この人はいつも俺の変化にすぐ気付く。



「なんか、喉が変な感じ」

「えっ、大丈夫？」

「うん、別に痛いとかじゃないんだけどね」

そういうと小山は「まっすー！」って、
近くでメイクしてた増田さんのとこに走っていった。



「はい！これ！」

持ってきたのは増田さん愛用ののど飴。

しかも超大量に。



「こんなに？」

申し訳なそうにまっすーの方を見たら、
鏡越しにニコってされた。

もらっていいのかな。



「シゲちゃんが歌えなくなったら俺泣くから」

「いや、泣かないで」

「だからこれ、舐めて！」


半ば強引に袋を破って俺の口にのど飴を
押し込んできた小山のことは優しさだと思って
素直に受け取っておいた。




っていうのが今朝の話。




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待って、長編書きすぎて書き方忘れた笑 迷走w まあいいや。みなさんにご協力いただいているアンケートを元に、こちらの短編も再開していきまーす！

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