今日:5 hit、昨日:19 hit、合計:68,875 hit
小|中|大
25* 真実 ページ27
「愛華ちゃん、本当にしたの?」
「君の想像にお任せする。」
「私は…、愛華ちゃんが言ったことを信じる。だから教えてほしい…な。」
「じゃあ、『した。』っていったら?」
「理由を聞く。」
「むかつくから、だったら?」
「黒崎さんに謝ってもらう。」
「…ふーん。」
屋上のフェンスにもたれかかりながら空を仰ぐ。
「…。」
笹川京子の顔は真剣。
「……してないよ。」
この子はすごい子だ。いろんな意味で。
「本当!?よかった…。」
笹川京子が急に力が抜けたように座り込んだ。
一瞬、眼を笹川京子に向けたがすぐに空へもどす。
「これから、よろしくねっ!」
「…うん。」
停止させるのを忘れていた小型カメラを停止させ、
京子に挨拶をして鞄を取ると家に帰った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
37人がお気に入り
37人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2012年8月5日 23時