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ジリリリリリッ
A「ん…」
私は目覚ましが鳴ったらすぐに起きて止めて、職場に行く準備をする。
まずはウィッグをつける。
なんで?だってなんか喫茶店っていうと男子の方が評判良くない?知らないけど。
まぁこれは私が普通にやりたいだけ。自分のお店を持てたんだから好き勝手やりたいじゃん。
それにお客さんよく来るしね。
そんな事を考えながら、自分で仕立てた職場の服を着て、男装して喫茶店へ向かう。携帯は持っていくが、仕事に集中したいため、おやすみモードは外さない。
通知がうるさいと仕事に打ち込めないからね。まぁそんな通知が来ることはないけど。気分的にね。
そして私はお店に入って昨日下拵えしておいたものを簡単に調理していく。まぁそこまでしっかりはやらない。お客さんの前でやった方がいいからね。
下拵えがちょうど終わった頃にカラン コロンと呼び鈴が鳴った。
A「いらっしゃいませ。お好きなお席へお座りください。ご注文があれば呼んでください」
ご来店してくださったのは、4人組の男性だった。そして1人の人はすごく小さかった。
そんな失礼なことを考えてはいけない、と思いさっき淹れた自分の分の珈琲を飲みながら昨日の続きの本を読み始めた。これは歌い手の機材の本だ。
肉チョモさんが紹介していた本だ。まぁ紹介というかちょっと出てきたって感じだったけど。
?「おい坂田、そんなキョロキョロするな」
坂田?「お客さんいないからいいじゃん!!」
?「おい!」
おうおうおうおう…思いっきりお客さんが居ないって言ってくれたね。背の高い赤髪の人。
そんな事を本を読みながら考えていると、視線を感じ、本から視線を上げると背の低い人がすいません、という感じでお辞儀をしていた。
いい人だね。まぁ常識な気がしなくもないけど。
私は大丈夫です。という意味を込めて微笑んだ。
?「坂田、空気は読まにゃあきませんでぇ?」
坂田?「ごめんなさい…うらさん…」
うら?「今回は優しい方でよかったけど、気をつけろよ?」
?「さすがリーダーだな」
そんな会話を結構大きい声でしているおかげで私まで聴こえてしまう。
まぁこういうのは多分お仕事の話だからそこまで聞いちゃいけないと思うから本を読んでるんだけどね。
また本を読み始めようと思ったら、次の瞬間爆弾を投下された。
坂田?「ねぇねぇ、皆うりんさん知っとる?」
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如月ねろ。(プロフ) - ほたるさん» 面白いと言っていただき光栄です!これからも頑張って投稿していきますねっ!これからもこの作品をよろしくお願いします! (2021年10月25日 22時) (レス) id: 09a46cdf49 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - このお話がとても面白くて大好きです!ゆっくりご自身のペースで構いませんので更新してくださると嬉しいです。テスト頑張ってください!応援しています。 (2021年10月18日 20時) (レス) @page30 id: 142d22e68a (このIDを非表示/違反報告)
tubin - 私友達いないんです。 できたら友達になって欲しいです!! (2021年10月18日 14時) (レス) id: 73a03e30c5 (このIDを非表示/違反報告)
tubin - 皆さんお友達になってくれませんか? (2021年10月18日 14時) (レス) id: 73a03e30c5 (このIDを非表示/違反報告)
如月ねろ。(プロフ) - 花夜さん» 良かったのでしたらよかったです!更新頑張りますっ! (2021年10月18日 14時) (レス) id: 7e946fa33f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:如月ねろ。 | 作成日時:2021年10月3日 21時