studying＊遂に ページ31
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(ああああああ!!!)
｢ちょっと至近距離で悶えないでくんない｡勉強の気が散る｣
｢赤点取ったらどうしよう私死ぬの?ねぇ死ぬの?｣
一気に一週間が経ち､期末テスト週間がやってきた｡今回のテストによって今後の進路が大きく変わる｡
｢俺が教えてやったんだから大丈夫に決まってんだろ｡お前はいつも通りに解けばいい｣
｢そそうだよね...万が一赤点だったら?｣
｢ぶっ飛ばす｣
｢物騒っ!!｣
｢だーい丈夫だって｡ちゃんとお守りも持ってきたんでしょ??｣
｢う､うん｣
実は今日の朝､いづみさんからフェルトストラップを貰った｡22個それぞれの色で出来ていて皆が気付かぬうちに作ってくれたのかと思うと勇気が出る｡
｢皆のパワーが詰まってるんだもん､大丈夫だよね!!｣
｢ちょっと待った､22個しか無いってことは摂津､アンタAに渡してないでしょ｣
｢あ､そーいえば｣
｢気づいてなかったのかよ｡...ほらよ｣
｢うわぁっ!...セーフ｣
万里くんが投げてきたもの､それは__パワーストーンの付いている複雑に編み込まれたミサンガだった｡
｢すごい...綺麗!｣
｢ロマンチストかウケる｣
｢ほざいてろ10番｣
｢ムッキー!!何ですって!?｣
相変わらずの仲の2人､ここまで来ると逆に仲良いよね｡
まぁそんなこと言った時には私の命が危ないから言わないけど｡
｢ところでこのパワーストーンって何なの?｣
｢ラピスラズリ｡目標達成や幸運を引き寄せる意味があるらしい｣
｢本当!?じゃあ､これでテストは間違いなしだね!｣
｢さっきまでのネガティブどこ行ったの｣
｢因みに持ち主の本当の幸運を掴むために試練とかも呼び寄せるらしい｣
｢ああもう無理だ...｣
｢ちょっとAに追い討ちかけんじゃないわよ､器用貧乏｣
｢んだとコラ､俺は器用器用だボゲ｣
そんなこんなと話しているうちにチャイムがなった｡遂にテストが始まるんだ...
やってきたことが報われるよう､私は懸命にミサンガを握った｡
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鏡花(プロフ) - 舞香さん» コメントありがとうございます!!そう言ってもらえて嬉しいです♪(*´∀｀)もっと面白い小説が書けるよう頑張ります! (2017年6月22日 7時) (
レス) id: f86b7d9880 (このIDを非表示/違反報告)
舞香(プロフ) - この作品とても好きです！更新頑張って下さい！ (2017年6月21日 23時) (レス) id: b5d8d38cda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡花 | 作成日時：2017年5月23日 22時
