七夕のメロディ【合作】 (ページ37)

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☆見えた希望…35 ページ37

深流side

え＿＿＿＿＿＿？

楽しい、戦い？

わたし達、今の状態で戦うの…？

「琴音ちゃん。武器持ってきた…？」

わたしはこっそりと琴音ちゃんに話しかける。

「うん。深流ちゃんは？」

えーと、棒はあって、あっ。

「短冊、5枚しかない…」

「えっ。」

こんな時に、優斗がいてくれたら…！！

でも、そんな願いなんて、叶うわけがない。

…………待って。

叶う…？

「こ、琴音ちゃんっ。今、いいこと思いついたの！」

そうだよ。

短冊は5枚もある。

この作戦を使えば、希望はまだある！！

「深流ちゃん。いいことって何？」

「今説明するね。わたしが使えるのは短冊。そして、棒もある。短冊だって、5枚もある。体力は使っちゃうけど、短冊に、優斗と湊くんをここに呼ぶようなことを書けば…！！」

「そっか！そしたら連れてこれるね。」

「うん！試してみる！」

わたしは綺麗な白い棒で、短冊に願い事を書く。

そこに書いたのは、

〈パートナー達をここに呼びたい〉

これで、優斗と湊くんがきてくれるかも。

「願いを叶えて！短冊の術！」

お願いっ！！効いて！！！

そう願いながら、誰もいない、近くの地面に短冊を投げつける。

ボンッ！！

真っ白なケムリの奥に、うっすらと2つの影がある。

そして、だんだんとケムリが薄くなっていって、ついになくなった。

そこにいたのは……

優斗と湊くん！！！

よ、良かった…

術、効いて、たんだ…

ホッとしたせいなのか、術を使ったせいなのかわからないけど…。

クラッとめまいがして、倒れこみそうになる。

ここで倒れちゃダメなんだ。

そう決して、なんとか踏みとどまる。

でも、本当に良かった…！！！

☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪

雪平ゆうなです！

……うん。相変わらず短いね…

次、まれちゃん！！