七夕のメロディ【合作】 (ページ34)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:4,633 hit

♪不思議なお寺…32 ページ34

琴音side

海…はいりたいなぁ。

でも、痛いんだよねぇ。

キャンプだからそこは川って感じもする。

でも性格てきに、海も川も危険だから入んないかも。

ザバァッ

「やっぱ水泳やだ～～。私インドアだしなぁ。」

そういってこっちに歩いてきたのは希。

運動神経はいいんだけど、私と同じでバリバリインドア。

「みんなそっちいっちゃうの？つまんないなぁ。」

そこにきたのは美紅ちゃん。

「ねぇねぇ。この後の自由時間、何する？」

そんな深流ちゃんの問いに私は待ってましたとばかりに、

「神社とお寺にいくっ！」

といった。

「琴音はやっぱそーだよねー。建物みんなの何が楽しいの？」

「歴史にゆかりのあるものって素敵じゃない？御朱印帳だってもってきたんだから！」

「へぇ、そうなんだ。えっとー、神社は音葉神社で、お寺が倭歌異寺。お寺のなまえ独特だね。」

「お金たくさんもってきたから、たくさんできる…！」

「あっ、もうすぐだよ！いこっ！」

♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪

「倭歌異寺はここら一帯が火事になった時も焼けていなくて、そして不思議なことにそこにあった紙も燃えていなかった。そこには数字がかいていて、そして歌も聞こえたそう色々と不思議で異常で、そして歌が聞こえたから、倭歌異寺である」

「あ、あのー、希。言ってくれるのはありがたいんだけど、みんないるし帰ってからでいい？」

「そしてここにはお坊さんはいない。」

思わず聞き逃した

希、歴史に興味ないらしいけどめっちゃ得意なんだよね。

「す、すごい…。」

「ある意味怖いんだけど…。」

わかる。

怖いよね…。

「ねー、ねー。もうここよくなーい？音葉神社いかない？」

「もっと見てたい…。先いってていーよ。」

「そう？じゃぁ先行ってるね！」

「1人は危険じゃない？」

「あ、じゃぁ私ついてく！琴音！深流ちゃん！またね～～。」

と、いうことで私と深流ちゃんが倭歌異寺組。

希と美紅ちゃんは、音葉神社組になった。

「それにしても、希ちゃんも歴史好きなんだね？双子みたい。」

「いや、希は別に歴史好きなわけじゃないらしいんだよね。別にこのお寺有名じゃないし、調べてもでてこなかったんだよねー、そんな情報」

「情報通なのかな？」

「それは事実。情報早いよ。」

ゴーン

急に鐘がなる。

「鐘？きれいだね」

深流ちゃんが青ざめて言う。

「希ちゃんが言うにはお坊さんいないんじゃ…。」

「あ…」