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ダイスキ_147* ページ9

貴女side


急いで支度をしたお陰で、なんといつもと変わらない時間に家を出る事ができました。やったね!



彼「戸締りはきちんとね。」



貴「うん!」



家の鍵をかけて、柵を開けて道に出る。
今日もいい天気だ……なんて思っていた矢先だった。



男子1「おい、今日は小林の家からアイツら出てきやがったぞ。」



男子2「今度はそっちか。」



ボス「…………。」



クラスのボス的存在の男子グループが後方から歩いてきたのだ。
そう、教室で大声で私たちを茶化した奴らだ。
先日と言い、なんというタイミングだろう。
私の家の前は通学によく使われる道だ。だからと言って今会わなくても……。



貴「うわ……。会いたくない人達だ。」



私は彼らの声が聞こえて少し縮こまった。



彼「心配しないで堂々と。大丈夫、信じて?」



彼の声が耳元で聴こえた。こそっと耳打ちをした彼の方を見ると、彼はとても優しい顔で笑っていた。安心するような、そんな笑顔。



彼の言葉を信じよう。もう守ってもらってばかりの弱い私から変わるんだ!奏斗に相応しい強い私になるんだ!



貴「ふんっ。」



声が聞こえた方に向き返り、ギロっと睨んだ。そして冷たい顔のまま前に向き返る。



さっきまで怯えていた自分が嘘みたいだ。



貴「奏斗、行こう?」



そして顔をパッと明るくさせ、彼の方を見て言った。



彼「そうだね。……それにしても随分強気だったね。まさか彼らを威嚇するとまでは思わなかったよ。」



少し歩いて彼が言った。



貴「もう守ってもらってばかりの弱い私じゃない事を奏斗に見せるためだよ。私たちの間に奴らは邪魔だもん。」



彼「そう、邪魔だよ。僕もそう思う。だからAの今の行動は嬉しかった。でも僕はいつでもAを護るからね。」



表情が見えるか見えないかのギリギリまで遠ざかった奴らの方を今度は奏斗が振り向いて見た。



そして私の角度からははっきりとは見えなかったけど、確かに奏斗がボスに向かって笑っていた。



そう言えば昨日私が見てない間に教室で奏斗と彼らのあいだに一体何が起こっていたんだろう。教室に帰った時は不気味な程に何も無かったようになっていた。



颯翔くんには奏斗は強いから大丈夫だって強く念を押して言われたけど……。聞いてみようかな。



貴「ねえ、聞いてもいい?昨日の朝私が颯翔くんに保護されて見ていないあいだに奏斗と奴らのあいだで何があったのかを。」

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設定タグ:オリジナル , ヤンデレ , 相思相愛   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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天使系殿厨ちゃん(笑) - はい!頑張ります!!イラスト本当に本当にありがとうございました!!感謝です!! (2019年11月28日 15時) (レス) id: a7676729d0 (このIDを非表示/違反報告)
ねん@更新不定期(プロフ) - 天使系殿厨ちゃん(笑)さん» わわー!!遅くなってごめんなさい!テスト…そんな時期ですか!!頑張ってください!イラストお気に召されたかわかりませんが、リクエストありがとうございました! (2019年11月28日 12時) (レス) id: a8abc220a2 (このIDを非表示/違反報告)
天使系殿厨ちゃん(笑) - わーーー!可愛すぎた!!テスト勉強で全然読めてなくて、たまたま来てみたらまさかの!イラスト最高過ぎです!!ありがとうございます! (2019年11月24日 13時) (レス) id: a7676729d0 (このIDを非表示/違反報告)
ねん@更新不定期(プロフ) - 日名無 りんさん» お待たせしました!!拙いものですが読んで頂けて嬉しいです!いつも読んでくださっているお礼になったかは分かりませんが、宜しければ今後ともお付き合いくださると嬉しいです! (2019年11月23日 21時) (レス) id: a8abc220a2 (このIDを非表示/違反報告)
日名無 りん(プロフ) - うわあああ!!最&高です!ありがとうございます!ありがとうございます!!!奏斗君大好きだぁあああ! (2019年11月23日 17時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねん | 作成日時:2017年12月8日 14時

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