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昨夜2時に寝て4時に起きた俺は相変わらず不機嫌な顔をしているらしく、クラスメイトは挨拶なんかしてこない

若しくは、俺が挨拶をしないから相手もしないだけなのだろうか?そう思って隣の席で本を読んでいる男子に

『おはよう』

挨拶をする

そうすれば、隣の男子はビクリと肩を上げ、若干腰を上げた


「ぉ、おはよう………?」


何故疑問系なのだろうか。それだとまるで「おはよう」という言葉を知らない人間みたいになっている

いやでも挨拶を返してくれたって事は、俺の事を無視している訳という事が分かった

それだけで何だか嬉しくなって。二時間しか寝ていないにも関わらず、俺は今日一日中ご機嫌になっていた

途中廊下で鉢合わせになった友人からは、「今日どうしたの?なんか良い事あった?」なんて言われたものだから、俺は笑って

『良い事あったけど、秘密』

人気者の友人に「挨拶を返してくれたのが嬉しかった」等と言うのは恥ずかしいから、内容は言えなかった

俺の言葉を聞いた友人は、きょとんとした後満点の笑顔を見せる

「そっか、よかったな」

ちらり、周りを見れば廊下を通りかかった女子達が頬を染めてきゃっきゃとはしゃいでいる。流石友人。笑顔一つで女子の顔色を操ってしまうとは。やっぱりこの世は顔が全てだった






授業が終わり、俺は目を擦りながら帰る支度を進める。今日の夕飯はなんだろなー、なんて事を考えながら________________



『いや違がう!』



いかんいかん、保健室へ行くんだった。しかし突然大声を出した事により、周りの目が俺に向く。やってしまった

多少の羞恥を感じつつも、いそいそとかばんを持てばその場から逃げるように保健室へと向かった






『しつ、れ……します………ッ!』


これでもかと言うほど走ったため、ぜーぜーと息を荒げてドアを開く

途中生徒から見られた気もしなくもないけど、こちとら死活問題なんだ、今更人の目なんて気にしてられるかっての


しかし返事は一向に聞こえない。あれ、おかしいな。そう思って入った保健室には、人ひとり居なかった

そもそも人が居ないのに鍵が空いてるなんて不用心にも程がある。学校としての自覚はあるのだろうか

なんて呆れていたら、少し遠くから女子の笑い声が聞こえた。まさか、昨日の門番系女子なのでは…!

こればっかりは隠れないと追い出されそうだと思った俺は、咄嗟にベッドへ入りカーテンを閉め切った

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遊奈 - 最高!更新待ってます。頑張ってください。もう神作ですね。(語彙力が乏しくてすみません…) (2019年7月30日 22時) (レス) id: 7992c8abe9 (このIDを非表示/違反報告)
白餅はるた - コメントありがとうございます!更新遅くなりすみません (2019年6月2日 9時) (レス) id: 892c3855e3 (このIDを非表示/違反報告)
まこと - ストーリーがとても好みで、話の展開に惹かれる作品だと思います。更新頑張ってください。 (2019年3月10日 14時) (レス) id: fb4892608a (このIDを非表示/違反報告)
白餅はるた - 更新遅くなりすみません。コメントありがとうございます。白餅にとっては楽しんで読んでいただける読者様が神様ですので。これからも楽しんで頂けたら幸いです (2019年2月10日 0時) (レス) id: e79e389db8 (このIDを非表示/違反報告)
いぇすいぇす - なんでしょう そうですね控えめにいって神だと (2019年2月1日 17時) (レス) id: 078e36b697 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白餅はるた | 作成日時:2018年11月26日 9時

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