23話 ページ25
アリスside
ｸﾗ「……絶対に病気にならないでよ」
『気をつけるよ。……あんたの前ではくたばらへんからね』
ｸﾗ「君の場合、ぽっくり逝ってそうだけど笑」
『あ“？黙れ』
あの後僕は止まらなくなった涙を吹いてから、クラレ玄関前まで送って行った。
『くられ先生』
ｸﾗ「？」
『……お前が元気な内は死なへんよ』
ｸﾗ「……そうだね」
『誰やと思ってんねん！アリスさんやぞ！親友！』
ｸﾗ「ハイハイ……分かったよ、親友」
クラレ先生が玄関を出ていった。
……心配性だなぁ、そんな簡単に死んだりしねぇってのに。
『ゴホッゴホッ………はぁ』
僕は手で抑えて咳をした。手には新鮮な血がついていた。
…………早いなぁ。まだここにいたいのに。
ﾚﾝ「……アリス…様？」
レンナの声がして慌てて手を隠した。
ﾚﾝ「…あの方…もう帰られましたか？お茶をお出ししようとしたのですけど」
『あぁ、今帰ったよ。ぼ、僕は先に戻ってるよ。じゃあねぇ』
ﾚﾝ「？あぁ、はい、分かりました」
不思議がっているレンナを置いて、
僕は自分の部屋に戻った。
『………』
((ｸﾗ「……5年だ」))
くられ先生の言葉が頭の中に流れた。
『……5年……か』
アリスは不治の病にかかっていた。
それも10歳の時からずっと。
くられ先生は凄腕の医者だ。
その先生でも直せないのなら、もう無理だ。
アリスはそんなことを頭で考えて、
夢の中へ入って行った。
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正岡蘭華(プロフ) - ありがとうございます(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))早めに更新しますので！ (2020年5月15日 22時) (
レス) id: 398434226d (このIDを非表示/違反報告)
羣青(プロフ) - 正岡蘭華さん» 全然大丈夫ですよ〜（上から目線ですみません）いつまでも待ちます！ (2020年5月14日 16時) (レス) id: 8cab6a57a3 (このIDを非表示/違反報告)
正岡蘭華(プロフ) - 最近、全然更新出来てない…(´･ω･`) (2020年5月14日 15時) (レス) id: 398434226d (このIDを非表示/違反報告)
正岡蘭華(プロフ) - コメントありがとうございます！返答遅れてすいません！番外編は頑張って作っていきたいです！ (2020年3月31日 9時) (レス) id: 398434226d (このIDを非表示/違反報告)
羣青(プロフ) - 番外編見てみたいです！あと僕で良ければお話しません？ (2020年3月30日 19時) (レス) id: 8cab6a57a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：正岡蘭華 | 作成日時：2020年3月23日 0時
