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次の日は、ポッターの噂で持ち切りだった。彼こそが、継承者で蛇に襲われていた、確かジャスティンという名前の生徒を狙っているのでは、と。
加えて、夜にジャスティンが硬直した姿で第2の被害者として発見され、その噂の信ぴょう性が高まっていた。
それから、時は過ぎてクリスマス休暇となった。
今回ホグワーツに残るメンバーは私とセオドール、ドラコとクラッブ、ゴイルの5人だった。
そして、もう見飽きた風景となってしまったが、私がベッドから起きるとプレゼントの山がそこかしこに出来ていた。
スリザリンのいつものメンバーからもプレゼントが届いており、ドラコからは黒を基調とした手袋、パンジーからは私とおそろい！と紙が添えてあったネグリジェ、セオドールは他国の焙煎珈琲豆、ザビニは有名な魔法のヘアケアセット、クラッブとゴイルからはお菓子。
相変わらず、それぞれの個性が出ていてつい笑みがこぼれる。
プレゼントの山をぐるりと見渡してみると、黒と金、緑といういかにもスリザリンという見た目の箱が目に付いた。
見覚えのないその箱に違和感を感じ、箱を開けると、羊皮紙がひらりと落ちた。箱の中身はたった1枚の羊皮紙だった。
羊皮紙には、《今夜18時7階へ 曲がり角の廊下を3往復 目的を持って出現した扉へ T.M.リドル》と一文が記されていた。
暗号めいた文章に眉を顰める。T.M.リドルとは一体誰なのだろう。知らないスリザリン生だろうか。そして、私に読まれた文章はひと瞬きすると、途端に霧のように消えていった。
密会の文章を消すとは、あまりにも徹底されている。
奇妙に思った私は紙を持ちながら、部屋を出た。
『おはよう、メリークリスマス。』
談話室の人はまばらだった。
そんな中、クリスマスも変わらずに本を読んでいるセオドールを見つけた。
「ああ。…プレゼント、ありがとう。」
『こちらこそ。まさか、被るとは思わなかったけれど。』
読書にお勧めな珈琲豆をセオドールと同様に私もプレゼントしてしまったため、私は彼に笑いかけた。
「やっぱりお前は俺と同類らしい。…その紙は？」
ふっと笑を零したセオドールは私が手に持っていた紙が気にかかるようだった。先程の経緯を説明すると、彼は読んでいた本をパラパラと捲り、あるページでその手を止めた。
『そっか、必要の部屋…。』
彼が開いたのは利用者の必要とするものに応じて姿を変える部屋である必要の部屋のページだった。
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マニ。(プロフ) - 猫田さん» ✉️。わかりました！これからも更新応援してます！ (1月5日 15時) (
レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - マニ。さん» ありがとうございます！お気持ちは大変嬉しいのですが、今はこちらの作品の更新に集中したいと思っているので失礼ながら遠慮させて頂きます;; ですが、お話したいと思って下さって凄く嬉しかったです！ありがとうございます (1月5日 15時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - もちもちさん» ありがとうございます！亀更新ですが、よろしくお願いします (1月3日 4時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち - とっても面白いです！作者様のペースで更新頑張ってくださいね！ (9月18日 15時) (レス) id: c72e216da9 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - 箱さん» こちらこそ、読んで頂けて嬉しいです！ありがとうございます (2023年2月25日 14時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田 | 作成日時：2023年2月9日 21時
