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――木ノ葉丸君から貰った「たぶん煙玉」というのは、
数年前、新忍具の開発で作られた「変化の術を使わずに、姿を変えられる忍具」という。
しかし、使ってみたところ、煙に包まれた者同士の人格が入れ替わるものだった。
入れ替わった者は術を使えなくなるという欠点もあり、この忍具は使用禁止になった。
「何でそんなもの作ったんですか……」
『まぁそう言うな。全部処分したと思ったけど、まだ残ってたんだねぇ〜。いや、参った参った』
「全然参ったって思ってないですよね。というか、私の姿でその本読まないでください！」
私に説明しながらカカシ先生はイチャイチャパラダイスを読んでいた。
大人向けの本なのに、私が読んでいたらダメでしょ。
周りの人に見られたら何て言われるか！
『だって、続きが気になるし』
「没収します」
『あーひどい』
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『――と、いう訳で！ 俺たち入れ替わってるから、そこんトコよろしく』
「「はぁぁぁぁっ！？」」
「……」
第七班が集まり、私の姿をしたカカシが飄々とナルトたちに暴露した。
その隣で、カカシの姿をした私が、苦笑いをして頭を搔いている。
「どういうことだってばよ！ カカシ先生！」
『だから今説明したでしょーが。あと、そっちAな』
「元には戻らないんですか？」
『サスケ、そんな怖い顔するな。
暫くはこのままだけど、時間が経てば戻るから。まぁ今日はDランク任務だし、問題ないだろ』
「何だか落ち着かない。視野狭いしちょっと息苦しい」
『A、俺の体でそんな文句言わないで』
「あのさあのさ、今日の任務って何だったばよ？」
「あぁ、今日は――」
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「えへへへ〜」
「A、あんた今の状態でその顔ヤバイわよ」
「だって、嬉しいんだもん」
「もんって言うな」
今日の任務は「犬のお世話」だった。
普段、動物に何故か嫌われているAにとって、動物と触れ合うことは新鮮で嬉しいものだ。
だから、マスクのカカシがデレデレした顔で犬を撫で回していたとしても、誰も咎める事はしない。
体の持ち主であるカカシも、それを承知の上。
今はそれを眺めつつ本を読んでいた。
「カカシせんせー、サボってんじゃねーってばよ！」
『だって、俺が近付いたら犬逃げちゃうし』
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ﾊﾟﾊﾟﾋﾟｺ(プロフ) - こんなに笑ったの久しぶりです！！更新待ってます！ (2021年12月5日 16時) (
レス) @page15 id: 052e43ac22 (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - めっちゃ面白かったです。次の更新待ってます！！式神使いの主は一体何者なのか？そして、これからどうなるのか楽しみです (2021年9月16日 23時) (レス) id: 8490818b21 (このIDを非表示/違反報告)
ueioeaiaa(プロフ) - めちゃくちゃ好きです！何度も読み返したりしてます。更新無理なく頑張ってください！応援してます (2020年11月30日 7時) (レス) id: 213146568a (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新楽しみです！もしできれば、オチはサスケでほしです！ (2020年11月25日 0時) (レス) id: 122a982782 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネコ助 | 作成日時：2020年11月24日 22時
